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【スイーツの町さんぽ】日本一のリンゴ生産量を誇る“アップルパイの町”<青森・弘前>

場所
> 弘前市
【スイーツの町さんぽ】日本一のリンゴ生産量を誇る“アップルパイの町”<青森・弘前>

日本一のリンゴ生産量を誇る弘前市。全国からスイーツファンが訪れる「アップルパイの街」としても知られ、洋菓子店はもちろん、和菓子店、ベーカリーなど多様なジャンルの店舗で味わえる。

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弘前に個性豊かなアップルパイが生まれた背景には、街が歩んできた独自の文化が関係している。城下町でありながら西洋文化を明治期から取り入れ、市内には早くから洋菓子店やフランス料理店などが多く存在していた。そうした街の気質や文化的な下地があったからこそ、特産のリンゴを使った焼き菓子文化が自然と根付いていった。

2009年頃になると、観光客から「アップルパイを食べられる店を知りたい」という問い合わせが増え始めたという。そんな声をきっかけに、市内の菓子店などを中心に大規模な調査が行われ、翌年3月、弘前観光コンベンション協会が「弘前アップルパイガイドマップ」を発行した。市内40店舗以上のアップルパイを掲載し、本格的に「アップルパイの街・弘前」としてのPRを始めた。

使うリンゴの品種やパイ生地、シナモンの有無といった店ごとのこだわりや違いを明確化し、「同じアップルパイは一つとしてない」ほどの豊かな多様性を紹介。もともと地元の人々にとっては身近なリンゴを使ったスイーツの一つにすぎなかったが、今や観光コンテンツへと発展を遂げている。

おすすめのアップルパイを紹介すると、弘前公園に近い「フレッシュベーカリーポポロ」は、食べ歩きの需要を見込んでワンハンドで手軽に食べられる形状にこだわる。「パティスリーヴェルヴェンヌ」は、品種「ふじ」の食感を残した仕上がりが地元客に人気だ。スライスした生リンゴをのせて焼き上げる「グランメルシー」のアップルパイは、季節ごとに異なる品種を使い、同じアップルパイでも違った味わいを楽しめる。フランス料理のシェフが手がける「サロン・ド・カフェ・アンジュ」は、希少品種「栄黄雅(えいこうが)」にレーズンやナッツ類を合わせた奥行きのある味わいが魅力である。

アップルパイ

◎フレッシュベーカリーポポロ/330円

食べ歩きしやすいワンハンドのコロネ型。サクサクの生地に酸味のあるジャム状のリンゴが包まれ、クリーミーなカスタードとの相性もバッチリ。

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フレッシュベーカリーポポロ
TEL:0172-34-2232/10時〜18時30分/月・水曜休

窯出しアップルパイ

◎パティスリーヴェルヴェンヌ/449円

包まれたパイの中に、あめ色にソテーした品種「ふじ」がゴロゴロ入っているのが特徴。発酵バターを練り込んだ生地に隠し味のシナモンが利いている。

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パティスリーヴェルヴェンヌ
TEL:0172-32-1949/10時〜19時/月曜休

アップルパイ

◎グランメルシー/550円

スライスしたリンゴをのせた逸品。品種はその時期のおいしいリンゴを使うため、季節によって異なる味を楽しめる。キャラメリゼしたカリカリ感も人気だ。

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グランメルシー
TEL:0172-35-9894/9時30分~18時/火曜、第2・4水曜休

アップルパイ

◎サロン・ド・カフェ・アンジュ/486円

市場では滅多に見かけない幻の品種「栄黄雅」をぜいたくに使用。シナモンが香る濃厚な味わいに、レーズンとナッツの食感が心地良いアクセント。

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サロン・ド・カフェ・アンジュ
TEL:0172-35-7430/10時〜18時/無休(冬季は要問い合わせ)

現在、レシピ本やアクリルスタンドなどアップルパイグッズの展開も広がる。前述のガイドマップは21版を数え、最新号では41店舗を紹介。掲載条件は「青森県産リンゴ」を使うことだが、実は掲載店以外にも市内にはまだまだアップルパイを楽しめる店が存在するというから驚きだ。日本一のリンゴ生産量を誇る産地だからこその圧倒的なバリエーションが、弘前ならではの最大の魅力と言える。

文/クドウタケル

ドライバーはアップルパイのスペシャリスト

アップルパイタクシー

弘前で約70年の歴史がある北星交通のガイドツアー「アップルパイタクシー」(要予約、30分3640円〜)。アップルパイやリンゴに関する専門的な知識を問う試験に合格したアップルパイコンシェルジュのドライバーが、客の好みに合わせて店を厳選して案内してくれる。
■ツアーは9時~16時/TEL:0172-88-7757

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※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2026年10月号)
(Web掲載:2026年10月26日)


Writer

工藤 健 さん

東京でウェブライターを経験し、2012年に青森へ移住。地域新聞や地域の情報を発信するお仕事をいただきながら、田舎でせっせと暮らしてます。

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