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日本の最西端へ 与那国島で逢いましょう
【1日目】

場所
> 与那国町
日本の最西端へ 与那国島で逢いましょう<br>【1日目】

エメラルドグリーンの海がまぶしい西崎のナーマ浜


日本で最後に夕日が沈む島

日本の最も西の端に位置する与那国島。沖縄本島や石垣島よりもさらに西の大海原にぽつんと浮かび、その距離は石垣島から127キロ、台湾まで111キロ。年のうちの何日か、条件に恵まれた日には最西端の岬から台湾の島影が見えることもあるそうだ。

祖納(そない)・久部良(くぶら)・比川(ひがわ)の3集落のみがある素朴な島は、離島ならではの穏やかさ。白浜のビーチに癒やされ、ポニーのように背丈の低いヨナグニウマと戯れ、伝統文化や名物料理も堪能できる。亜熱帯ゆえ気候も通年温暖だ。冬場はハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)の群れがダイバーを魅了。春を過ぎると一層青さを増す空と海を目指して多くの観光客が訪れる。

島に着いてすぐに出会ったひとり旅の男性がこう言った。「僕は学生時代から40年以上、与那国が好きで通っている。何もしなくても、ただ居るだけで心が癒やされるんだよね」。

六畳ビーチ
東崎への道すがらある六畳ビーチ。その名の通りの小さ なビーチだ。急な崖を下るのは危険なので上か ら眺めを楽しもう


地図の端を極めたいのは旅人の常。与那国島の「日本最西端」に心躍らないはずがない。初日はその魅力をダイジェストで訪ねよう。島は周囲約27キロと小さく、中心部の祖納から東、西、南とも車なら15分もあれば着く。

六畳ビーチは東崎(あがりざき)への道すがら。見落とすほどの小さな看板が道端にあり、アダンの林に分け入る踏み跡を歩くと断崖の下に猫の額ほどの砂浜が見えてくる。

与那国は「山」の自然も興味深い。島に生息する煉瓦色の模様が美しい世界最大級の蛾「ヨナグニサン」の資料を展示するアヤミハビル館へ。「羽化は春夏秋の年3回。成虫は短命です。運がよければ姿が見られるかもしれません」と同館専門員が教えてくれた。

アヤミハビル館
世界最大級の蛾に関する展示館「アヤミハビル館 」。ヨナグニサンとも呼ばれる蛾は翅長24センチにもなる 。与那国町与那国2114/TEL:0980-87-2440/10時~16時、火曜休/500円


陽が傾いてきたら、島西端の久部良に向かおう。目当ての夕日は西崎(いりざき)の展望台や「日本最後の夕日が見える丘」で望める。漁港から見る岬のシルエット越しに暮れていく夕日も見事だ。

西崎の夕日
日本最西端の夕日が西崎の向こうに沈む。少年たちが釣りを楽しむ久部良漁港で

島内唯一! 観光タクシーで巡ろう

与那国空港前に事務所を構える最西端観光には観光タクシーがあり、運転免許証のない人でも島内ドライブが楽しめる。島の見どころに精通したドライバーの解説を聞きながら好みのルートを巡り、お気に入りのスポットで止まれるなど自由度も高い。1台しかないので予約は必須。同社ではレンタカーも扱う。

与那国町与那国4562-1/TEL:0980-87-2441/8時15分~18時、無休/観光タクシーは30分1940円~、1時間3880円~

与那国観光タクシー
ぐるりと与那国島巡り
観光タクシー
私の大好きな与那国を一緒に回りましょう!

食べるならココ!

食事処 サザンコール

久部良漁港近くの坂道の上にある。ペンション「Villaエデンの幸 旅物語」に併設する。紅芋のンムクジ(芋くず)の天ぷらや長命草の塩焼きそばがおすすめ!

与那国町与那国4022-253/TEL:0980-87-2450/18時~23時(22時LO.)、火曜休

サザンコール
地元の食材を生かした料理
サザンコール
サザンコールの店内。ガラスの照明もおしゃれ

泊まるならココ!

アイランドホテル与那国

空港からも近い島内唯一のホテルスタイルの宿。5 階建て60 室。客室は36平方㍍ある広々とした作りで、入り口部分がタイル敷きで南国リゾートの趣だ。

与那国町与那国4647-1/TEL:0980-87-2300/1泊朝食1万3200円~(1室1人利用)

アイランドホテル与那国
近代的な施設はWi- Fiフリー
アイランドホテル与那国
落ち着いた雰囲気の客室

与那国島までのアクセス

飛行機<琉球エアーコミューター>
那覇空港 ⇔ 与那国空港 所要約1時間30分/1日1往復
南ぬ島石垣空港 ⇔ 与那国空港 所要約30分/1日3往復

フェリー
石垣島 ⇒ 与那国島 所要約4時間火・金曜(週2便)
与那国島 ⇒ 石垣島 所要約4時間水・土曜(週2便)
島内ではレンタカー、無料路線バスを利用

 

観光の問い合わせ

与那国町観光協会  TEL:0980-87-2402

 

日本の最西端へ 与那国島で逢いましょう【2日目】はこちらから

 

(WEB掲載 2020年12月28日)

Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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