【添乗員日記】南極の海へ飛び込み体験!
南極観光中、さまざまな体験ができます。1泊キャンプをしたり、南極の氷でウイスキーを飲んだり……その中でもとても盛り上がるのが「飛び込み体験」です。
南極って飛び込めるの? 溺れそう…寒そう…などとよく言われますが、大丈夫です。航海中、波も穏やかで氷も少ない安全な場所を選び、飛び込みをします。何か事故があってはいけないので、医師も待機しています。私も実際飛び込みましたが、もちろん「寒い!」です。
希望者のみ一人1回の挑戦となっています。毎回20~30名の方は飛び込んでいると思います。このためにふんどしを持ってきている方もいました。夏といえど、平均0度前後なので、順番待ちの間、まずは音楽をかけてみんなでテンションを上げます。自分の番になったら外に出て、万が一の時のために、腰に紐を括り付けます。海からはスタッフが写真を撮ってくれるので、面白いポーズをしたり、一回転したり、思い思いの型で飛び込みます。
ペンギンの気持ちになって少し泳げるかなーと思っていましたが、そんな余裕はまったくありませんでした。寒さからか、体の感覚がもっていかれ、全然動くことができません。飛び込む瞬間までは笑顔なのですが、飛び込んだ後は海中から必死で這い上がります。みんな一気に紫色の顔をして出てきていました。
もう一回やるかと言われたら、悩みます。それくらい、寒かったです! ただ、南極の海に飛び込むなんて、なかなかできない貴重な体験。体験した方には証明書のプレゼントもありますので、南極へ行った際はぜひ「飛び込み体験」してみてください。
読売旅行/野村 彩乃