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美作滝尾駅【因美線】

場所
> 津山市
美作滝尾駅【因美線】

〝寅さん〟がふらりと現れそうな桜花舞う昭和の木造駅舎

岡山県北部、中国山地の麓にある津山。古くは出雲街道の宿場町として栄え、三つのJR路線(姫新線、津山線、因美線)が集まる交通の要衝だ。

津山と鉄道の関わりは深い。津山駅の近くには旧津山扇形機関車庫を保存する津山まなびの鉄道館があり、地域発展に貢献した鉄道の重要性を今に伝える。

鳥取と岡山を結ぶ幹線だった因美線では、古くからの鉄道施設が今も現役。美作滝尾(みまさかたきお)駅の駅舎もその一つだ。津山駅から三つ目、のどかな田園風景の中に、1928年の開業当時の姿で木造駅舎がたたずんでいる。駅前では桜の花が香り、春の訪れを告げる。その光景は日本の原風景さながらで、映画「男はつらいよ」のロケが行なわれたのもうなずける。

フーテンの旅人・寅さんになった気分で、レトロな改札口を抜けた。

文・写真/越信行


因美線1932年全線開業、美馬滝尾駅は1928年開業。美作滝尾駅へは津山駅から因美線普通で17分

(出典 「旅行読売」2018年4月号)

(ウェブ掲載 2021年2月15日)

Writer

越信行 さん

神奈川県生まれ。全国の駅を撮り歩く駅旅写真家。月刊旅行読売で「駅舎のある風景」を連載中。著書に「生涯一度は行きたい春夏秋冬の絶景駅100選」(山と溪谷社)など

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