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客室露天から東大寺を

場所
> 奈良市
客室露天から東大寺を

露天風呂が付いた客室「401」

町家で優雅にひとり時間

奈良市にある宿「奈良町家 和鹿彩 別邸」は、梁の太い奈良格子(法蓮格子)を随所に取り入れた4階建てで、12室からなる和モダンな宿。ホテルニューわかさの別館として、2014年にオープンした。東側に東大寺と奈良公園が広がる好立地だ。

館内は畳敷きで、い草の感触が心地良い。ひとり泊は3、4階に各1室あるツインルームを利用。客室の外に陶器製の露天風呂が付き、入浴しながら東大寺大仏殿の屋根と若草山を眺められる。4階に大浴場がある。ひとり泊プランは素泊まりのみだが、プラス料金でほうじ茶で炊いた大和茶粥が付いた朝食を用意。空いていれば、個室でひとりゆっくりと味わえる。

ひとり思索にふけるなら、朝や夜の奈良公園の散策がおすすめ。朝は朝拝する春日大社の神職の大祓詞(祝詞の一つ)が聞こえ、夜なら東大寺二月堂の灯籠や行燈の明かりが幻想的だ。


和鹿彩 別邸 の宿泊プランはこちらから。

町家の雰囲気が漂う玄関から石畳の路地を通る
町家の雰囲気が漂う玄関から石畳の路地を通る

<問い合わせ>

奈良町家 和鹿彩 別邸

TEL:0742-23-5858

 

(出典「旅行読売」2021年5月号)

(ウェブ掲載2021年5月13日)

Writer

田辺英彦 さん

東京都大田区出身、埼玉県在住。旅行ガイドブック編集・執筆、出版業界誌執筆などを経てフリーランスに。東北・八幡平の温泉群と、低山ハイク、壊れかけたもの・廃れたものが好き。

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