京都に“茶邸”ホテルが2軒誕生
洗練された雰囲気の「アゴーラ 京都烏丸」のラウンジ
茶の湯の心のおもてなし
4月30日に京都下京区にホテル「アゴーラ 京都烏丸」がオープンし、また祇園祭の舞台となる四条通に面して同系列のホテル「アゴーラ 京都四条」が7月1日にオープンする。
どちらも、「まごころにふれる茶邸 新しきことの歴史」がコンセプト。茶の湯の心で客を迎える邸宅のようなホテルとして、京文化ならではのもてなしを重んじることで、最上のひと時を提供することを目指している。
心安らぐ空間作りへのこだわり
「アゴーラ 京都烏丸」は全部140室からなる近代的な10階建て。ベーシックなスーペリアーツインでも18平方㍍~20平方㍍あり、ほかに間接照明にこだわるデラックスツインや、畳間にベッドを設えた和洋室のような落ち着きのあるコーナーツイン、坪庭を配したプレミアムツインなど、目的や用途にあわせて各種タイプを用意している。共通設備としてBluetooth対応スピーカーを常設し、高品質の音楽鑑賞を楽しめる空間造りにもこだわっている。
1階には京フュージョンレストラン「Les Confluents (レ コンフリュアン)」がある。フランス語で「人が集まるところ」「交差する点」などを意味する通り、オープンカウンターで国内外の食材を生かし、フレンチをベースに京らしい風趣を添えたコース料理を味わえる。
京町家と近代建築の融合
「アゴーラ 京都四条」は全80室からなり、客室タイプは「スーペリアー」「デラックス」「コーナー」の3カテゴリーからなる。ホテルでありながら、京のにぎやかな町衆文化を育んできた京町家からインスピレーションを得ており、京の町に溶け込むようにたたずんでいる。
客室はあくまで静寂なひと時を楽しむ空間と位置付け、余計な装飾をすることなくシンプルな安らぎを提供。コーナールームには畳敷きの小上がりスペースを用意し、くつろぎの幅を広げている。
気軽にバルで夕食を
1階にあるバル「Al Bocardillo (アル ボカディーヨ)」もおすすめで、アンティパストミスト、砂肝のコンフィーと舞茸のフリット、ローストビーフなど、スペイン料理をはじめヨーロッパ各地の味を提供。宿泊客はもちろん、ふらり外来客も立ち寄れる気さくな雰囲気が魅力である。
オープン記念した宿泊プラン
共に、阪急京都線烏丸駅、京都市営地下鉄四条駅から6、7分の好立地にあり、繁華な河原町や祇園も徒歩圏内。1泊はもちろん、連泊して京都観光を楽しむ拠点にぴったりなホテルである。
グランドオープンを記念し、それぞれで特別な宿泊プランを用意している。例えば、「アゴーラ 京都烏丸」ではスーペリアーツインルームの利用で素泊まり4800円~。「アゴーラ 京都四条」では、スーペリアーツインルームの利用で素泊まり5250円~。