「鳥取の魅力を伝えたい」と東京本部長が意欲
鳥取県の東京本部長に就任した堀田晶子さん
この4月、県職員の堀田晶子さんが鳥取県東京本部長に就任した。県産品の販路拡大や、企業誘致、県内移住の橋渡しに加え、観光PRにも努める。
「砂丘、松葉がに、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるさんや、『名探偵コナン』の青山剛昌さんの出身地というイメージが強いと思いますが、鳥取は、弥生時代の人々がどのような顔立ちをしていたかを突き止めた場所でもあるんですよ」と、ニッコリ。
鳥取市内にある青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡では、2000年の発掘調査で弥生時代後期の人骨が大量に出土。人骨の保存状態が良かったことから、頭蓋骨の形態やDNAの分析結果に基づき、弥生時代の男性の顔を再現した模型を制作した。県では、学術的成果を観光にも結び付けて、「青谷弥生人」をアピール。そのそっくりさんを募集するなど、話題作りにも精力的だ。
「来秋に向けて、史跡公園の整備を進めています。砂丘観光と合わせて、弥生文化にも接してもらえれば」と堀田さん。7月からは「鳥取砂丘 砂の美術館」の新展示もスタート予定。これからの季節は、シロイカやイワガキもおいしい。夏の旅行先を鳥取に決めてもよいかもしれない。
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(出典:旅行読売2022年7月号)
(WEB掲載:2022年6月25日)