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ガリンコ号で星空クルーズへ!

場所
> 紋別市
ガリンコ号で星空クルーズへ!

天の川イメージ

 

船上からムーンロードを眺めて

北海道紋別市にあるオホーツク・ガリンコタワー株式会社は、流氷砕氷船ガリンコ号の運航で知られている。流氷は冬のオホーツク海の風物詩で、ガリンコ号に乗って船上から間近で流氷を見ようと全国から観光客が訪れている。船は2本のドリルで巨大な氷を砕きながら進み、その音と振動はガリンコ号に乗ってこそ体感できる冬ならではの醍醐味だ。

そんなガリンコ号は冬だけではなく、これからの夏シーズンも大活躍。その一つが「星空クルーズ」だ。月が輝く中、海面に月明かりの道「ムーンロード」を眺めながら運航する「満月」コースと、闇に包まれた中で満天の星を楽しむ「新月」コースがある。どちらも流氷科学センターに集合し、まずはプラネタリウムで30分ほど天体に関する事前学習を体験。その後、海原へガリンコ号で出航し、1時間ほどの遊覧を楽しむ。双眼鏡の無料貸し出し(50個限定、1組1個)もある。

流氷科学センター
流氷科学センター
プラネタリウム
プラネタリウム

「満月」「新月」の2テーマで運航

「満月」コースの運航とテーマは、8月13日「ペルセウス座流星群」、9月10日「中秋の名月」の2回。「新月」コースは、8月27日「天の川」、9月24日「惑星~土星・木星~」の2回。料金はそれぞれ大人4000円、小学生2000円で、乗船料、プラネタリウム観覧料、ガイド料込みだ。

ガリンコ号
ガリンコ号
満月イメージ
満月イメージ

ホタテ漁見学を楽しむクルーズも

ほかに、「ホタテ漁ウォッチングクルーズ」もおすすめだ。ホタテは紋別市の特産品で、同クルーズではガリンコ号に乗ってホタテ漁の様子を間近で見学できる。2022年度の運航は7月9・23日、8月6・20日、9月3・17日、10月1・8日で、8時に出港して1時間ほどの遊覧を楽しむ。大人4000円、小学生2000円で、元ホタテ料理によるガイド案内もあり、ガリンコ号乗船場である「もんべつ海の駅」内にあるフードコートで使えるクーポン券(500円分)も付いている。

もんべつ海の駅からは、オホーツクタワーへ無料の送迎バスも運行している。ガリンコ号での遊覧を楽しんだ後はぜひ、オホーツクタワーにも立ち寄りたい。冬は一面に氷海を見渡せる展望塔で、海岸から約1km沖、紋別港第3防波堤の先端にそびえている。高さは海上38.5m、海底7.5mで、3階展望室から眺める紺碧の海が広がる夏もおすすめだ。海底階には大小11個の海中窓のあるミニ水族館も併設している。



Writer

松田秀雄 さん

全国を取材で巡ること約30年。得意なテーマは「温泉」で、北海道・稚内温泉から沖縄・西表島温泉まで500湯・2000軒以上は訪れている。特に泉質は硫黄泉が好きで、湯上りに体を拭かず自然乾燥させるのがモットー。帰宅後、体に付着した硫黄成分が湯船に染み出して白濁する様子を見るのが好き。最近は飲泉への興味が強く、「焼酎割に適した温泉は?」を掲げて最高の一杯を探し中。旅行読売出版社・編集部に所属。

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