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【本をめぐる旅】文喫 六本木

場所
> 港区
【本をめぐる旅】文喫 六本木

閲覧室。Wi-Fiも備え、電源もあるのでパソコン作業もできる

 

本を選ぶ時間までも楽しめる本屋

「本と出会うための本屋」がコンセプトの「文喫(ぶんきつ) 六本木」。運営するのは、日本最大手の出版取次である日本出版販売(日販)の子会社「ひらく」で、2号店が福岡市の天神にある。同店の特徴は、一部無料エリアもあるが、入場料を払う点だ。

「ゆったりとした空間で本と向き合える環境を維持するため、入場料をいただいています。様々なテーマや基準でスタッフが選んだ本が約3万冊並ぶ、本との出合いを演出する本屋です」と店長の伊藤晃さん。

店内はコンクリートの打ちっ放しで洗練された雰囲気
選書室。手前の棚はその時々のテーマに合わせて店員が推薦本を配置。約3万冊が並び、同じ本は2冊とない
好きなイスに座って本が読める。窓際のスペースでは靴を脱いで寝転がってもOK

店の奥の階段を上がった2階が有料エリアで、正面が選書室。書棚は映画、文学、哲学などおおまかに分類され、テーマに沿って本が並んでいるので実用書と小説、絵本などが同じ棚にある場合も。多角的な視点から本が見つけられるだけでなく、日頃は手に取らないジャンルの本と巡り合えるのが楽しい。気になった本は無料の珈琲や煎茶を飲みながら、好きな場所でゆっくり読もう。もちろん購入もできる。

このほか有料エリアには、パソコン作業もできる閲覧室や喫茶室(軽食メニューは料金別途)もあり、カフェとしても利用しやすい。

文/木村理恵子


文喫 六本木

TEL:03-6438-9120
住所:港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1階

営業:9時~20時/不定休/1650円(土・日曜、祝日は2530円)※18時~20時は入場料1100円

交通:地下鉄日比谷線・大江戸線六本木駅 3・1a出口からすぐ

 

(出典:「旅行読売」2023年3月号)

(Web掲載:2023年3月9日)

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Writer

木村理恵子 さん

旅と料理がメインの編集プロダクションに在籍した後、フリーに。お酒とスイーツ、ひかりもの(魚ではない)が好きで、最近は出身地の茨城愛にも目覚める。ホットヨガに絶賛ハマり中。

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