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【道の駅へドライブ】赤城牛のローストビーフ丼が美味 道の駅まえばし赤城(2)

場所
> 前橋市
【道の駅へドライブ】赤城牛のローストビーフ丼が美味 道の駅まえばし赤城(2)

道の駅まえばし赤城に「うどん処ぬくい」を出店する温井製麺の食営店のカレーうどん

 

群馬名物のうどんが絶品

【道の駅へドライブ】赤城牛のローストビーフ丼が美味 道の駅まえばし赤城(1)から続く

オープン前の取材ということもあり、料理店の一つ「うどん処ぬくい」を出店する温井製麺を訪ねた。温井製麺は昭和初期の1930年創業。2001年に食堂と直売所を併設すると、たちまち人気に。うどんは群馬県民の好物だ。

シンプルな「ぬく盛りうどん」は、温かい汁か冷たい汁かを選べて、並盛りでも400グラムで440円! 極上の小麦粉と利根の湧き水で打つうどんをまずはそのまますすると、小麦の甘みがじかに伝わる。コシがありながらツルッとした喉越しだ。肉汁、きのこ汁などのつけ汁もある。

店内で揚げる季節の天ぷらは売り切れ必至なのでお早目に
簡素な建物は香川県によくあるうどん店の雰囲気

ここは昼のみの営業だが、道の駅では夕方まで営業するので食べられるチャンスが増えて地元の人の期待も大きい。スタッフも「新しい挑戦ができて感謝している」と意気込む。

「日本一」市民に愛される道の駅を目指す

最後にバナナ農園について。ここでは、かつて日本でもよく食べられていたグロスミシェルという品種の苗を340本定植。今や高級品で、果物店などでの販売価格は1本750円にもなるという。収穫は今年の冬頃から。皮ごと食べられる甘いバナナを、道の駅でジュースなどに加工するというから楽しみだ。

新しい道の駅のキャッチフレーズは、「『日本一』市民に愛される道の駅を目指します!」。本誌発売の頃には、前橋市民の期待と希望に支えられ、幸先良いスタートを切っていることだろう。

鏡のような湖面が美しい小沼(写真提供/ググっとぐんま写真館)
ツツジの群生と緑の山々の対比が印象的な見晴山展望台(写真提供/前橋観光コンベンション協会)

道の駅まえばし赤城を訪ねる前後に訪れたいのが赤城山麓のドライブコース。沿道には見どころや展望スポットが点在し、小沼は、赤城山最大のカルデラ湖・大沼の南東約2キロにある。周囲1キロと大沼より規模は小さいが、静寂に包まれ神秘的な雰囲気。ダケカンバの林やツツジの群生など手つかずの自然が残り、周囲の森や山が鏡のような水面に映るさまに息をのむ。

見晴山展望台は、ヤマツツジやレンゲツツジの群生を見渡す展望台。赤城白樺牧場を見下ろし、遠くに荒山の新緑が眺められる。花の見頃は5月下旬~6月上旬。新緑と真っ赤なツツジの花との競演が美しい。

文/渡辺貴由 写真/齋藤雄輝ほか


道の駅まえばし赤城

℡:027-233-0070
住所:前橋市田口町36
営業:【フードコート】9時~21時(店舗により異なる)【農産物直売所】9時~21時【前橋鮮魚センター】10時~19時【まえばし赤城の湯】9時~22時/年末年始休
交通:関越道渋川伊香保ICから5キロ
駐車場:【普通車】424台【大型車】75台

※掲載時のデータです。

 

(出展:「旅行読売」2023年5月号)

(Web掲載:2023年10月5日)

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Writer

渡辺貴由 さん

栃木県栃木市生まれ。旅行情報誌制作に30年近く携わり、全国各地を取材。現在、月刊「旅行読売」編集部副編集長。プライベートではスケジュールに従った「旅行」より、行き当たりばったりの「旅」が好き。温泉が好きだが、硫黄泉が苦手なのが玉に瑕(きず)。自宅では愛犬チワワに癒やされる日々。

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