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【道の駅へドライブ】ガイド西日本編

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【道の駅へドライブ】ガイド西日本編

地元鮮魚店が運営する道の駅なので海鮮がおすすめ

越前たけふ(福井)

丹南地域の食や文化が集結 来春の新駅開業を盛り上げる

23年3月OPEN

2024年春に開業する北陸新幹線(金沢―敦賀駅間)の新駅・越前たけふ駅に隣接し、北陸
道と国道8号にもほど近い。建築デザインのモチーフは新駅の駅舎と同様、越前市の市の鳥で
あるコウノトリ。その翼の下に人・食・文化が集うような地域のランドマークを目指す。

コウノトリの翼をイメージした建物のデザイン

本館はカフェ、レストラン、物販エリア、観光案内所で構成。新鮮な海産物や野菜をはじめ、
越前和紙や越前打刃物(うちはもの)といった伝統工芸品、恐竜グッズも販売。「海鮮レストラン 越前丸松」
では越前ガニが通年で食べられる。

☎0778・43・5661

住越前市大屋町38-5-1
営【物販エリア】9時~18時
 【 レストラン】11時~22時/第2水曜、元日休
交北陸道武生ICから0.6キロ
P【普通車】138台【大型車】28台


カヌー池のそばにそびえる「クライミングピナクル」が駅のシンボル

越前おおの荒島の郷(福井)

日本百名山の麓でアウトドア体験

21年4月OPEN

大野富士とも呼ばれる荒島岳の麓に立地。マルシェに地場産品が並び、フードコートでは大野産コシヒカリの米
粉で作ったバームクーヘンが好評。モンベル越前大野店があり、敷地内でカヌーやクライミング体験ができるのも
魅力だ。天空の城・越前大野城までは車で15分。

☎0779・64・4500

住大野市蕨生137-21-1
営【直売所】9時~18時(冬期は〜17時)/12月31日、1月1日休
 【 フードコート・テイクアウトコーナー】9時~17時30分(店舗により異なる)
 【 モンベル越前大野店】10時~19時/無休
交中部縦貫道荒島ICからすぐ
P【普通車】169台【大型車】33台


南条SA(下り線)と一般道からアクセスできる

南えちぜん山海里(福井)

家族連れが1日遊べる道の駅

21年10月OPEN

北陸道南条SAに隣接。若狭湾に面し、滋賀・岐阜との県境を有する南越前町の山・海・里の恵みが並ぶ。名産
のハスの実を用いた羽二重(はぶたえ)餅、はすうどんは賞味したい逸品。キッズルームと屋外の「さんかいりパーク」は「ロ
ングすべり台」でつながり、子どもにうれしい施設だ。

☎0778・47・3690

住南越前町牧谷39-2-2
営【マーケット】9時~20時
 【 フードホール】10時~20時(店舗により異なる)/無休
交北陸道南条スマートICからすぐ
P【普通車】127台【大型車】8台


子どもに人気のふわふわドーム。建物の向こうに立山連峰を一望

KOKOくろべ(富山)

名水の里・黒部で育まれた味を堪能

22年4月OPEN

国道8号沿いにあり、富山湾にほど近い。直売所では米や新鮮野菜のほか、黒部ならではの名水スムージーを
販売。フードコートでは富山湾のシロエビ天丼や、黒部産米粉と県産小麦を用いたクレープが人気だ。建物外に
プレイエリアが広がり、展望台から北アルプスが望める。

☎0765・54・3266

住黒部市堀切925-1
営【直売所・物販エリア】9時~18時
 【 フードコート】10時~19時(店舗により異なる)/無休(月末棚
卸しで短縮営業・休業の場合あり)
交北陸道黒部ICから7キロ
P【普通車】216台【大型車】50台


東広島市生まれの商品が並ぶ。市のマスコット・のん太のグッズも

西条のん太の酒蔵(広島)

酒蔵をイメージしたデザインが印象的

22年7月OPEN

西条は日本三大酒処の一つ。国道2号沿いに立つレンガ造りの煙突が目印で、市内10蔵の日本酒や海産物、
新鮮野菜を販売する直売所、ご当地グルメがそろうフードコート・レストランのほか、屋内遊戯場や広場を備える。
敷地面積3.5㌶で、県内唯一の「防災道の駅」でもある。

☎082・493・8131

住東広島市西条町寺家10020-43
営【直売所】9時~20時30分
 【 フードコート・レストラン】店舗により異なる/無休
交山陽道志和ICから6キロ
P【普通車】138台【大型車】81台

 


山に囲まれ、自然豊かなロケーション

ごいせ仁摩(にま)(島根)

一日漁で獲れた鮮魚を味わい 周辺の観光スポットを巡ろう

22年1月OPEN

「ごいせ」は仁摩地域の方言でいらっしゃいませの意味。山陰道仁摩・石見(いわみ)

銀山ICのそばにあり、周辺には仁摩サンドミュージアムや琴ヶ浜などの観光名所も多い。

道の駅は直販・物販エリア、レストラン、イベントステージ、ドッグラン、RVパーク

からなり、ステージでは年10回ほど石見神かぐら楽公演が開催される。

大田の伝統漁法「一日漁」で獲れた鮮魚

 島根県のほぼ中央、日本海に面した大田(おおだ)市
は、早朝に出漁し、その日の夕方に水揚げする「一日漁」で知られる。レストランでは海鮮や
地元野菜の天ぷらを満載した丼や定食を用意。

☎0854・88・9001

住大田市仁摩町大国42-1
営【直販・物販】9時~18時
 【 レストラン】11時~16時30分/火曜休
交山陰道仁摩・石見銀山ICからすぐ
P【普通車】113台【大型車】18台


ニンジンの輪切りで表した88が駅のシンボル

いたの(徳島)

四国で88番目に開業した道の駅 春ニンジンで元気をチャージ

春ニンジンを収穫する生産者

21年4月OPEN

讃岐(さぬき)山脈の南麓、吉野川北岸に位置する板野町は、春ニンジンの出荷量が日本一。最盛期
は3月下旬~5月下旬で、甘さと軟らかさが特徴だ。カラフルなニンジンとともにドレッシン
グやケチャップなど加工品が多彩にそろい、「人参ミックスジュースソフトクリーム」も食べら
れる。肉厚なシイタケ・天恵菇(てんけいこ)を丸ごと使った「いたの天恵菇バーガー」は同駅の限定商品。

構内ではあせび温泉の足湯やドッグランが利用できるほか、EV急速充電器、移動式水素
ステーションを備えた「防災道の駅」でもある。

☎088・612・8817

住板野町川端中手崎39-5
営【特産物直売所・軽飲食コーナー・足湯】8時30分~18時
 【 レストラン】11時~14時30分、16時~19時/年始休
交高松道板野ICから2㌔。徳島道藍住ICから2キロ
P【普通車】317台【大型車】9台

 


鳴門金時うずまきソフト400円

くるくる なると(徳島)

四国の玄関口で鳴門金時を味わい尽くす

22年4月OPEN

鳴門海峡に臨み、四国の東端に位置する市の特産は鳴門金時に鳴門レンコン、鳴門鯛。カフェや専門店にあん
ぱんやプリンなど芋スイーツがずらり。レストランでは近海のタイ、ブリ、タコが満載の海鮮丼が賞味できる。屋上
広場には名産品を模した遊具やジップラインもある。

☎088・685・9696

住鳴門市大津町備前島蟹田の越338-1
営【物販・土産物店】9時~17時【 カフェ・食堂】10時〜16時
 【 ファストフードコート】9時~16時/無休
交高松道鳴門ICから2キロ
P【普通車】152台【大型車】15台


足湯や手湯は源泉かけ流し。公園の緑に囲まれた癒やしの空間だ

うれしの まるく(佐賀)

嬉野(うれしの)観光で利用したい施設が集まる

22年9月OPEN

西九州新幹線嬉野温泉駅に隣接。国道34号に面して駐車場を備え、休憩所や観光交流施設、手湯・足湯がある
ほか、公園内の「UPLIFT(アップリフト) SHIMOJYUKU」にカフェや物産店がそろう。今年夏には宿泊特化型「フェアフィールド・
バイ・マリオット・佐賀嬉野温泉」が開業予定。

☎0954・27・8709

住嬉野市嬉野町下宿甲4370-2
営【土産物店】9時~19時/無休
交長崎道嬉野ICから3キロ
P【普通車】60台【大型車】15台


温泉施設「夢あかり」ではかけ流しの湯が楽しめる

東陽(熊本)

特産の生姜と温泉で温まる

21年3月OPEN

温泉、野菜レストラン、直売所、パン工房を備えた複合施設「東陽交流センター せせらぎ」が道の駅に。九州山
地の山あいにある東陽町は「しょうがと石工の郷」として知られ、生姜づくし定食や生姜ソフトクリーム、生姜パン
が味わえる。近くの石橋公園や石匠(せきしょう)館も訪ねたい。

☎0965・65・2112

住八代市東陽町南1051-1
営【 土産物店】9時~17時【レストラン】11時~14時(店舗により異
なる)【野菜直売所】7時30分~18時【温泉】10時~19時30分
/水曜(祝日の場合は翌日)休、直売所は正月休
交九州道やつしろICから12キロ
P【普通車】100台【大型車】5台


ウミヤマショクドウの串間活〆ぶりブリ丼ぶり1200円

くしま(宮崎)

志布志(しぶし)湾で育ったブランドブリが絶品

21年4月OPEN

宮崎県最南端、志布志湾に面した串間市の中心部にあり、「まちなかのオアシス」がコンセプト。マルシェに特
産のサツマイモをはじめ新鮮な野菜や果物、海鮮が並び、「ウミヤマショクドウ」では名物のブリ丼を提供する。車
で30分の都井岬は、4月~5月が野生馬の出産シーズン。

☎0987・72・0800

住串間市西方5503-1
営【土産物店・野菜直売所】9時~18時
 【 フードコート】11時~17時/無休(フードコートは木曜休)
交東九州道志布志ICから17キロ
P【普通車】128台【大型車】6台


森の向こうに太平洋を一望する展望台

やんばるパイナップルの丘 安波(沖縄)

パイナップルの特産地に立ち やんばる国立公園や太平洋を望む

22年3月OPEN

山原(やんばる)(沖縄北部の自然豊かな地域)の森に囲まれ、ヤンバルクイナの鳴き声が響くのどかな
ロケーション。カフェや物販コーナーのある本体棟、コワーキングスペースを備えた交流棟、野
鳥や小動物が見られる観察棟、キャンプ場を併設した芝生広場の四つのエリアからなる。

パイナップルケーキ330円とパイナップルスムージー480円

 周囲は広大なパイナップル畑が広がり、夏には収穫体験を開催。食工房で地域住民が焼き
上げるパイナップルケーキはカフェの人気メニューだ。4月~6月はヤンバルクイナの繁殖
期にあたり、道路を横切る姿が見られることも。

☎0980・43・5115

住国頭村安波1089-7
営【物販コーナー】10時~17時【 カフェ】10時〜16時30分/無休
交沖縄道許田ICから73キロ
P【普通車】40台【大型車】4台

※掲載時のデータです

(出典:「旅行読売」2023年5月号)

(Web掲載:2023年4月28日)


Writer

内山沙希子 さん

京都生まれ。本や雑誌を作る仕事を求め、大学在学中に上京。その後、美術館やレストラン、温泉宿、花名所、紅葉名所等のガイドブックを中心に、雑誌や書籍の企画・編集に携わる。2017年頃から月刊「旅行読売」で原稿の執筆を開始。「旅行読売」での取材を通して、鉄道旅に目覚めるかどうかは未知数。

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