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【道の駅へドライブ】私の道の駅活用術(2)

場所
> 小菅村、竹田市
【道の駅へドライブ】私の道の駅活用術(2)

道の駅ながゆ温泉はレトロな雰囲気の日帰り入浴施設「御前湯」を併設。温泉が豊富な大分ならではの施設だ

 

入浴、宿泊も道の駅で完結

【道の駅へドライブ】私の道の駅活用術(1)から続く

温泉も道の駅巡りの魅力の一つである。温泉・入浴施設を併設している道の駅は150か所ほどあり、そのうち100か所以上に入浴した。これまで入った中で好きな温泉の第1位が、大分県竹田市の「ながゆ温泉」の日帰り入浴施設だ。日本では珍しい炭酸泉が満たされ、入浴後は炭酸ガスの効果でいつまでも体がポカポカと温かい。

旅では1日の最後に温泉を併設する道の駅へ行くようにルートを組み、レストランで食事して、温泉入浴して、キャンピングカーで仮眠して旅を続けていた。

車中泊やオートキャンプが楽しめる道の駅も増加中

最近は、道の駅に車中泊専用施設を設ける所も増えてきた。北海道上士幌町の「かみしほろ」は、道を挟んだ向かいに車中泊専用駐車場があり、無料で利用できる。


また、「RVパーク」をご存じだろうか。これは日本RV協会が推進する車中泊施設で、AC電源が使え、ゴミが捨てられる、連泊可能な駐車スペースである。山梨県小菅村の「こすげ」には4台分のRVパークがある。アスレチック施設を備え、温泉施設も併設。近くにはヤマメの釣り場もあって一日中楽しめる。


またホテルを併設する施設も増え、車中泊が苦手な人にはおすすめだ。


というわけで、道の駅は買い物や食事だけの場所ではない。その地域の魅力に触れ、さらにそこを拠点にして、周辺観光が楽しめる。これからドライブ旅行にぴったりの季節。進化を続ける道の駅を巡るドライブに出かけてみてはいかがだろう。

文/浅井佑一

道の駅こすげ のRVパーク。周辺にはキャンプ場も多い

(出展:「旅行読売」2023年5月号)

(Web掲載:2023年10月9日)


Writer

浅井佑一 さん

キャンピングカー専門誌編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。2014年3月からキャンピングカーで車中泊しながら、2年3か月かけて当時の道の駅を完全制覇(1059か所)。その後も新たにオープンした道の駅巡りを続け、現在1193か所を訪ねた。著書に『クルマでふらりと道の駅』(雷鳥社)など。

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