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【道の駅へドライブ】フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道

場所
> 天理市
【道の駅へドライブ】フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道

「道の駅なら歴史芸術文化村」に隣接して2022年3月21日にオープン

 

道の駅に続々誕生!宿泊特化型のホテル

世界最大級のホテルグループ「マリオット・インターナショナル」が、住宅メーカー「積水ハウス」とコラボをして開業したホテルが、「道の駅なら歴史芸術文化村」に隣接して2022年3月21日にオープンした。

「道の駅を拠点に各地域の魅力を味わう自治体の地方創生事業『Trip Base 道の駅プロジェクト』の一環として、2020年10月から道の駅の近隣にホテルを建設しています。25年までに3000室分の開業を目指しており、ここは全国で15番目にできました」と支配人の星野滋(しげる)さん。

ロビーラウンジは広いテーブル席もある

「フェアフィールド・バイ・マリオット道の駅ホテル」は、カジュアルに宿泊できるセレクトブランドで、シンプルで快適な滞在を追求する素泊まりホテルだ。高級ホテルも手掛けるマリオットらしいセンスの良さに加え、木の温かみや和の要素が感じられる。

同ホテルの全99室の部屋は広さ25平方メートルのツインルームかキングルームが選べ、シャワールームとトイレを備える。1階には、快適なソファ席が並ぶロビーラウンジのほか、奈良関連の工芸品や書籍を置くライブラリースペース、コーヒーが24時間サービスのコミュニティカウンター、特産品や軽食を販売するマーケットプレイス(ショップ)がある。こうしたホテルの基本構造は、全国の「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」でほぼ共通している。

機能的なツインルーム。洗面台とベッドスペースはふすまを開閉して仕切れる
ロビーラウンジの奥にあるコミュニティカウンターは電子レンジやトースターを備える
地域の土産品も販売しているマーケットプレイス

ホテル内にレストランがないのは、地域のグルメや観光スポットを楽しんでほしいからという。

ちなみに、宿泊料を含め支払いは、すべてクレジットカードか電子マネーによるキャッシュレス対応なのも特徴だ。マリオットボンヴォイ会員(入会金・年会費無料)になると、会員割引料金で泊まれるだけでなく、全国のマリオット系列のホテル利用でポイントがためられ、無料宿泊などに変換できる。

朝食は、地元の食材をふんだんに使った朝食ボックスを頼める(事前予約制)

「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」は29施設へ

「フェアフィールド・バイ・マリオット道の駅ホテル」は、今年中に29番目のホテルまで開業予定。宿泊施設併設の道の駅は昔からあったが、世界的なホテルグループのホテルが、これだけ急速に拡大したことはない。魅力ある道の駅がさらに目的地化、拠点化する傾向が強まるだろう。

文/児島奈美 写真/宮川 透

フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木もてぎ 外観
フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木もてぎ ラウンジ

フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道

TEL:06・6743・4750(大阪予約センター/9時〜18時/日曜、祝日休)
住所:奈良県天理市杣之内町元山口方438-7
料金:素泊まり1室1万4520円~
交通:西名阪道・名阪国道天理ICから3キロ

※掲載時のデータです。

 

(出典:「旅行読売」2023年5月号)

(Web掲載:2023年7月10日)


Writer

児島奈美 さん

神戸生まれ。学生時代にバイクで北海道、九州、信州を巡って旅に目覚め、約40か国渡航。1か月のキャンプ旅でも太って帰ってくる食いしん坊で、現在は、旅・グルメ・人物インタビューを中心に、ガイドブックや雑誌、Webなどの制作に携わる。「旅行読売」ではルポがメイン。鉄子や歴女の道も着々と歩む。

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