たびよみ

旅の魅力を発信する
メディアサイト
menu

【天空の紅葉旅】2000メートル級の山々の山頂に広がる 美ケ原高原(1)

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 長野県
> 長和町、茅野市、上田市
【天空の紅葉旅】2000メートル級の山々の山頂に広がる 美ケ原高原(1)

美ケ原高原の最高峰、2034メートルの大ヶ頭

 

アルプスの展望台といわれる標高2000メートルの台地へ

長野県のほぼ真ん中、八ヶ岳中信高原国定公園の北部にある美ケ原高原は、王ヶ頭(とう)、王ヶ鼻、牛伏山(うしぶせやま)など、2000メートル級の山々の山頂付近に広がる約600ヘクタールからなる高原。星空にご来光、夕日に雲海と、天空の旅の魅力には事欠かない。間近の紅葉は見られないが、俯瞰(ふかん)する色付いた山々の姿は、他では見られない迫力があるという。

天空からの眺めを体感したくて、中央線に乗った。茅野駅でレンタカーを借り、ビーナスラインを上っていく。絶景ロードと呼ばれるこのルート沿いには、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰、落合大橋など、紅葉の名所も目白押し。秋は道中でも、雄大な眺望を堪能できるだろう。

美ケ原高原遊歩道から王ヶ頭の眺め
標高2008メートルの王ヶ鼻には、石仏がまつられている

ビーナスラインの終点にあるのが、美ヶ原高原美術館だ。

宿泊する山本小屋ふる里館は、ここからクルマで2~3分。宿名から、山のロッジのようなイメージを抱いていたが、ゆったりした眺めのいい客室といい、山々を見下ろせる展望風呂といい、小さいながらもリゾートホテルのような雰囲気だ。

山本小屋ふる里館の展望風呂(男性用)。雲海が見えることも
夕食には、岩魚の炭火焼き、信州牛の溶岩焼きなど地のメニューが並ぶ

食事も山上のホテルとは思えないほど充実している。夕食は信州の素材を厳選。しめてすぐに1時間じっくり炭火で焼いた「岩魚(いわな)の炭火焼き」は骨まで食べられる。その場で熱した石の上で焼く「信州牛の溶岩焼き」は軟らかくてジューシー。自家製のタレもおいしい。こうした人気の定番メニューに加え、お造りや蒸し物、揚げ物と、頃合いを見計らって料理が1品ずつ運ばれる。

文/高崎真規子 写真/三川ゆき江

 

【天空の紅葉旅】2000メートル級の山々の山頂に広がる 美ケ原高原(2)へ続く

 

■モデルコース

茅野駅
↓車1時間15分
美ヶ原高原美術館・道の駅美ヶ原高原
↓車3分
山本小屋ふる里館泊
↓徒歩15分
美しの塔
↓徒歩45分
王ヶ頭
↓徒歩25分
王ヶ鼻
↓徒歩1時間25分
山本小屋ふる里館前駐車場
↓車1時間10分
茅野駅

 

美ケ原高原 紅葉旅の宿

  

山本小屋ふる里館(美ケ原高原)

朝夕のツアーで絶景を堪能
絶景風呂に加え、半露天の貸切風呂を備え、空いていれば無料で入れる(温泉なし)。スタッフのていねいな対応も評判でリピーターも多い。天候が良ければ、宿の前の駐車場から満天の星や雲海も眺められる。11月下旬~12月上旬、3月下旬~4月中旬は休館(要問い合わせ)。

料金:1泊2食1万9800円~ 
交通:中央線松本駅から無料送迎バス1時間15分(要予約)/中央道諏訪ICからビーナスライン経由42キロ(冬季閉鎖)
住所:長野県長和町和田5101-1
TEL:0268-86-2311

※掲載時のデータです。


(写真/王ヶ頭ホテル)

王ヶ頭ホテル(美ケ原高原)

最高峰にたたずむ雲上のリゾート
標高2034メートルの王ヶ頭に立ち、360度の眺望を楽しめる。温泉ではないが、展望風呂、半露天展望風呂も眺望抜群。天候が良ければご来光や雲海をめでながら湯につかれる。無料で星空観賞や展望ツアーなど季節のイベントも実施。予約は半年前から受け付ける。

料金:1泊2食2万2800円~
交通:中央線松本駅から無料送迎バス1時間45分(要予約)/長野道梓川スマートICから国道254号経由34キロの美ケ原自然保護センター駐車場から送迎10分、または山本小屋ふる里館駐車場から送迎20分
住所:長野県松本市入山辺8964
TEL0263-50-8765

※掲載時のデータです。


車山高原スカイパークホテル(車山高原)

八ヶ岳の絶景を間近に望む

標高1500メートルの高原リゾート。吹き抜けのラウンジ、開放感たっぷりの絶景露天風呂「びゅう湯」からは、八ヶ岳連峰の雄大な景色が望める。温泉ではないが、天然の湧き水を使用。夜は満天の星も期待できる。長野県産の旬の食材を中心とした和洋中のバイキングも好評だ。

料金:1泊2食1万5500円~
交通:中央線茅野駅から無料送迎バス1時間(要予約)/中央道諏訪南ICから国道152号経由30キロ
住所:茅野市車山高原3414
TEL:0266-68-2221

※掲載時のデータです。


問い合わせ:美ヶ原観光連盟 TEL0263-34-3000

(出典:「旅行読売」2023年10月号)
(Web掲載:2023年9月22日)

☛美ケ原、長野県など関東・甲信エリアへのツアーはこちら

☛にっぽんの秋を彩る紅葉特集はこちら


Writer

高崎真規子 さん

昭和の東京生まれ。80年代後半からフリーライターに。2015年「旅行読売」の編集部に参加。ひとり旅が好きで、旅先では必ずその街の繁華街をそぞろ歩き、風通しのいい店を物色。地の肴で地の酒を飲むのが至福のとき。本誌連載では、大宅賞作家橋本克彦が歌の舞台を訪ねる「あの歌この街」、100万部を超える人気シリーズ『本所おけら長屋』の著者が東京の街を歩く「畠山健二の東京回顧録」を担当。著書に『少女たちはなぜHを急ぐのか』『少女たちの性はなぜ空虚になったか』など。

Related stories

関連記事

Related tours

この記事を見た人はこんなツアーを見ています