29年目の震災復興への希望のきらめき 神戸ルミナリエ、4年ぶり開催
高さ11メートル、直径7.6メートルの「カッサアルモニカ」では音楽などのステージが繰り広げられる ⒸKobe Luminarie O.C.
第29回のテーマは「神戸、未来に輝く光」
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の慰霊と鎮魂、復興・再生への希望を託した光の芸術「神戸ルミナリエ」が4年ぶりに、2024年1月19日〜28日(薄暮〜21時30分)に開催される。
29回目を迎える今年のテーマは「神戸、未来に輝く光」。旧外国人居留地と東遊園地(中央区加納町)のほか、新たに海辺のメリケンパーク(有料)が会場に加わり、来場者の集中を緩和し、三ノ宮〜元町エリアを回遊する形で観覧できるようになる
旧外国人居留地では三井住友銀行神戸本部ビル前広場の三方を囲うように、高さ約7.2メートル、幅約14メートル〜18メートルの光の看板作品やツリー状の作品を設置。東遊園地には幅39メートル、最高部の高さ19メートルに及ぶ光の壁「スパッリエーラ」や光の聖堂「カッサアルモニカ」を中心に小作品を配置する。
「神戸ルミナリエ」は市民や来場者、企業などの募金で成り立っている。今年からは、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングもスタートさせた。
問い合わせ:神戸ルミナリエ組織委員会事務局/TEL:078-230-1001
文/中 文子
(出典:「旅行読売」2024年1月号)
(Web掲載:2023年11月28日)