大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024 秋こそ行きたい! 十日町市
内海昭子 「 たくさんの失われた窓のために」
世界から観光客が訪れる一大アートイベント、11月10日まで開催中
新潟・越後妻有(つまり)地域(十日町市、津南町)で、11月10日まで開催中の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」。今回で9回目を迎え、今や世界から観光客が訪れる一大アートイベントになった。新作を含む300点を超える作品が里山を舞台に展開されている。
87日間に及ぶロングラン開催のアートの祭典もいよいよ終盤。吹く風が涼やかになり、里山のアート巡りにはぴったりな季節になった。周囲には、コシヒカリの稲穂が黄金色に輝き、赤や黄色に色づき始める山々をバックに、アート作品がまた違った表情を見せる。
散策の合間に秋の幸を盛り込んだ料理を味わうのもいいし、日本三大薬湯の一つ、松之山温泉で疲れを癒やすのもいい。思いのままに、十日町の秋旅を満喫しよう。
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024
■ 2024年 11月10日まで ※全期間を通じて火・水曜日は休み
■ 10時~17時(10・11月は10時~16時) ※作品により公開日時が異なる場合あり
■便利な「作品鑑賞パスポート」でアートさんぽ
開催日に公開している作品(イベント、割引対象作品を除く)を各1回ずつ 鑑賞できる。 ※一部2 回入場できる施設や、割引のみとなる作品・施設あり。
一般 4500円、 小学・中学・高校生 2000円 ※小学生未満は無料
大地の芸術祭実行委員会事務局 TEL025-757-2637
展示作品やイベントなど詳細は、公式サイトはこちら
🖋大地の芸術祭トピックス
越後妻有里山現代美術館 MonET
大地の芸術祭のランドマークへ
「大地の芸術祭」の拠点施設の一つであり、建物自体も作品。オリジナル企画「モネ船長と87日間の四角い冒険」を実施中。池を渡るスリル満点の作品「阿弥陀渡り」をはじめ、国内外の作家による体験型の作品がいっぱい。
■十日町駅から徒歩10分/TEL:025-761-7766
うぶすなの家
里山×アート×グルメ
里山にたたずむ古民家を、「やきもの」をテーマに再生した作品(食事処)。地元のお母さんたちが作る滋味豊かな料理が評判。地元産野菜の小鉢と有名シェフ監修のメーン料理が自慢。写真は「うぶすな定食」きつね 2000円
■十日町駅からタクシー25分/TEL:025-755-2291
松之山温泉
アートさんぽを楽しんだ後は名湯に泊まる
新潟と長野県境の山あいに湧く松之山温泉は、有馬、草津に並ぶ日本三大薬湯の一つ。10軒ほどの湯宿からなり、日帰り湯、足湯がある湯守処「地炉」、土産物店が並ぶ小さな温泉街がある。秋は紅葉さんぽが楽しい。清冽な水をたたえる「不動滝」や、温泉街を見守る「薬師堂」へも立ち寄りたい。
■まつだい駅からタクシー20分
越後妻有 大厳寺高原キャンプ場
里山キャンプもチェック!
標高約700メートル、ブナ林や草原に包まれ、コテージやバンガローを完備。紅葉スポットとしても有名で、赤や黄色に染まる木々を眺めながらキャンプを楽しめる。SUP(サップ)&カヌー体験や好きな場所で椅子に座って風景を楽しむチェアリングなどのアクティビティも充実。
■まつだい駅からタクシー30分/TEL:025-596-2994
【十日町市までのアクセス】
上越新幹線越後湯沢駅から北越急行ほくほく線40分の十日町駅下車、または50分のまつだい駅下車/車=関越道六日町ICから国道253号経由約16キロ
【観光の問い合わせ】
(一社)十日町市観光協会/TEL:025-757-3345
市内観光情報、モデルコースなど詳しくはホームページで
協力:(一社)十日町市観光協会
※記載内容はすべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2024年10月号)
(Web掲載:2024年9月4日)