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【鉄道ひとり旅】ナロー鉄道3路線を乗り継ぐ(2)三岐鉄道-四日市あすなろう鉄道

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 三重県
> 桑名市、いなべ市、四日市市
【鉄道ひとり旅】ナロー鉄道3路線を乗り継ぐ(2)三岐鉄道-四日市あすなろう鉄道

まるで模型のような日永駅の扇形ホーム。左が内部線、右が八王子線の電車

 

扇形ホームで乗り換えに便利な日永駅

【鉄道ひとり旅】ナロー鉄道3路線を乗り継ぐ(1)三岐鉄道-四日市あすなろう鉄道から続く

もう一つのナロー鉄道である四日市あすなろう鉄道には、内部線と八王子線がある。内部線が本線的な位置付けで、支線的な八王子線は途中の日永駅で分岐する。両線ともあすなろう四日市駅から出発するので、まずは八王子線に乗って西日野駅を目指す。

西日野駅で折り返し、分岐駅の日永駅で下車。八王子線と内部線の電車はここで接続がとられているので、スムーズに乗り換えが可能だ。日永駅では、乗り換えに便利な扇形ホームや、3種の幅の線路を展示したスリーゲージモニュメントなど見どころが多い。

日永駅にあるスリーゲージモニュメントは、3種の軌間の線路と台車を展示

ナロー鉄道の3路線を制覇したら、四日市名物のB級グルメ「とんてき」のディナーを楽しもう。あすなろう四日市駅と近鉄四日市駅周辺には、とんてきを扱う飲食店が多数あるので、好みの店を選ぼう。夕方から夜にかけてさらに時間があれば、四日市の工場夜景を楽しむのも一興だ。

文・写真/伊藤岳志

沿線で伝統工芸に触れる

ばんこの里会館<川原町駅>

四日市伝統の焼き物、萬古(ばんこ)焼きの魅力を紹介し、各種体験もできる施設。土鍋や皿、茶わんなどの食器をはじめ、花器など多様な品を製作している焼き物を見つめてみよう。
■10時~17時/月曜(祝日の場合は営業)休、年末年始休/無料/近鉄名古屋線川原町駅から徒歩5分/TEL059-330-2020


※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2024年11月号)
(Web掲載:2025年1月22日)


Writer

伊藤岳志 さん

1969年、神奈川県生まれ。鉄道、車、バスなどさまざまな乗り物の撮影を手がける。著書に「さらば栄光のブルートレイン」(洋泉社)など

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