大阪市立美術館がリニューアルオープン!名品の数々が一堂に会する特別展も開催
日本で3番目の公立美術館として開館した大阪市立美術館の正面外観 撮影/佐々木香輔
改修コンセプトは「ひらかれたミュージアム」
大阪市天王寺区の天王寺公園内にある1936年開館の大阪市立美術館が、2年5か月に及ぶ開館以来初の大規模改修を終え、3月1日にリニューアルオープンする。
改修コンセプトは「ひらかれたミュージアム」。建物西側に新エントランスを設け、ミュージアムショップがオープン。中央ホール奥にカフェもでき、日本庭園・慶沢(けいたく)園を望むテラスを増設。また、展示替え時の休館日数を減らすことでリニューアル前の約1.5倍となる年間300日の開館を目指す。
3階には、ワークショップやイベントなどを開催できるパブリックスペースも展開。創建当時の意匠を機能や用途を考慮しながら復元し、歴史的建築物としての価値も高めた。
1階中央ホール 撮影/佐々木香輔
リニューアルオープン記念特別展として3月1日〜30日に「What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」を開催。日本・東洋美術を中心とする約8700件の館蔵品の中から、重要文化財6件を含む絵画や書蹟(拓本)、彫刻、漆工、金工、陶磁など分野別に選りすぐりの作品約250件を展示する。一般1800円ほか。
大阪市立美術館を代表する作品の一つ《青銅鍍金銀 羽人》が広報大使に就任!中国・後漢時代・1-2世紀 大阪市立美術館蔵(山口コレクション)
※詳細は公式ホームページで👉「大阪市立美術館」
文/中 文子
(出典:「旅行読売」2025年3月号)
(Web掲載:2025年2月6日)