【大阪・関西万博】 河瀨直美さんプロデュースのパビリオンの概要を発表
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廃校の校舎を再利用したパビリオン(©Kawase Naomi _ SUO, All Rights Reserved.)
分断克服のため「対話劇場」を試みる
4月13日に開幕する大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンの一つ、「Dialogue Theater(ダイアログ・シアター)-いのちのあかし-」の概要が発表された。このパビリオンは映画監督の 河瀨直美さんがテーマ事業プロデューサーを務める。
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来場者の1人がステージに上がり、予め研修を受けたもう1人と、与えられたテーマについてスクリーンを通して10分間、対話する。来場者はその様子を観客席で鑑賞する。「分断」が全世界的な課題になる中、「対話」を通してその解決を試みるのが狙いだ。
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パビリオンの建物は奈良県と京都府から移築した廃校の校舎を再利用している。エンディングムービーとして、河瀨さんをはじめとするウクライナ、イスラエルなど6か国の映画監督が「対話」をテーマに制作した映像作品を上映する。
文/山脇幸二
(Web掲載:2025年2月6日)