とっておきの休日を演出する高原リゾート 裏磐梯高原ホテル

静寂に包まれた高原リゾートで癒やしの“裏磐梯時間”を
磐梯山の雄大な自然に抱かれた、標高800メートルにある裏磐梯高原ホテル。みずみずしい緑が輝く初夏の高原で、優雅なリゾートライフを満喫してみたい。
神秘的な湖沼が点在する裏磐梯
緑がいきいきと輝き出す初夏は、爽やかな風に吹かれながら高原リゾートで過ごしてみたい。
福島県北西部に広がる裏磐梯高原は、大小さまざまな湖沼群が点在する。その一つ、弥六(やろく)沼のほとりにある瀟洒(しょうしゃ)な建物が裏磐梯高原ホテルだ。シックな色調の外観は、周囲の自然と調和する。館内は木材のやわらかな雰囲気に包まれ、ロビーの開放的な窓からは磐梯山や弥六沼の景観が広がり、思わず歓声を上げてしまう。「四季折々に姿を変える磐梯山の風景は、一年中見ていても飽きることがない」と営業課課長の高橋直人さん。澄み切った夜空の星々の美しさは格別だという。
ホテルから望む弥六沼や磐梯山。「新緑」から「深緑」へ移りゆく裏磐梯の自然を体感
緑に溶け込むシックな雰囲気の裏磐梯高原ホテル
客室は磐梯山を望むマウンテンビューと、庭園を望むガーデンビューの2タイプあり、スタンダードからスイートまでの全45室。大浴場の展望露天風呂からも磐梯山や弥六沼を一望する。湯船には63.4度の源泉に、磐梯山の伏流水を加水したかけ流しの天然温泉が満ちる。「高原の朝、凛(りん)とした空気に包まれながらの入浴は、贅沢な時間です」と高橋さんは笑顔で語る。
磐梯山を望むマウンテンビュー側のツインルーム
温泉につかりながら、裏磐梯の自然の音色に耳を傾けたい
季節の恵みを目と舌で堪能する
ホテルの魅力は、こだわりの「食」にもある。夕食は「ダイニング磐梯」で。洗練されたフレンチか、日本料理を選べる。特に日本料理は、料理長が厳選した東北、福島の旬の食材を丁寧に調理し、料理を引き立てる器と色鮮やかに盛り付けされた逸品を堪能できる。
日本料理は季節感と彩りを大切にした逸品ぞろい
素材の味を活かしながら、見事に仕立てたフレンチのコース料理
食後は、裏磐梯の自然や野鳥、野草、天体などの1800冊の蔵書が並ぶライブラリーラウンジや、重厚感漂う「BAR弥六」でくつろぎ、特別なひとときを過ごしたい。
ホテルから五色沼探勝路の入り口までは徒歩5分。エメラルドグリーンやコバルトブルーに輝く湖沼群は、辺りの深緑を映し出し、神秘的な雰囲気を醸し出す。「この時期はオオルリやキビタキなどの野鳥が観察でき、レンゲツツジやタニウツギなどの野草が見ごろ。貴重な動植物の宝庫です」と高橋さん。宿では、トレッキングコースへの送迎やガイド付きバードウォッチングなどオプショナルプランも用意している。
雄大な自然に囲まれた初夏の高原リゾートで、素敵な休日を過ごしてみたい。
コーヒーや紅茶を片手に、優雅に過ごせるライブラリーラウンジ
裏磐梯高原ホテル
住所:福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字湯平山1171
TEL:0241-32-2211
【宿泊料金】
1泊2食付き3万4150円~(入湯税込み)
【アクセス】
列車=東北新幹線郡山駅から磐越西線40分の猪苗代駅下車、無料送迎バス30分(要予約)
車=磐越道猪苗代磐梯高原ICから国道115・459号経由19キロ
公式サイトは👉こちら
協力:裏磐梯高原ホテル
※記載内容はすべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2025年7月号)
(Web掲載:2025年6月6日)