たびよみ

旅の魅力を発信する
メディアサイト
menu

【食べ歩き ご当地おでん】各地の名店や人気店!全国のご当地おでん6選

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 愛知県

> 青森市、仙台市、名古屋市、京都市、松江市、福岡市
【食べ歩き ご当地おでん】各地の名店や人気店!全国のご当地おでん6選

イイダコは見た目もかわいい。日本酒のほかクラフトビールと合わせるのもおすすめ。仙台「おでん三吉」の盛り合わせ

秋は身も心も温まる食べ物が恋しくなる季節。鍋料理と人気を二分するのが、ご当地おでん。具材に地域の名産品をたっぷり使い、だしや味付けにも特色があります。各地の名店や人気店を6店ご紹介します。

🍢郷土料理ねぶた茶屋 <青森>

津軽三味線と郷土の味を堪能

➀ 1.青森盛り合わせ.jpg
昆布とカツオ節でだしをとり、具材はこんにゃくや大角天、卵など

② 2.青森外観.jpg
青森出身の店主が東京からUターンして2024年に開店

青森出身の店主が営む郷土料理の店。生の生姜(しょうが)をたっぷりとすりおろし、津軽みそと砂糖を合わせた甘めのみそダレでおでんを味わうのが青森流。月に数回、不定期で津軽三味線の演奏日があるほか、ねぶた祭りの日には店内からねぶた(山車)の運行を見物できるのも魅力だ。
17時〜23時/月曜休/おでん盛り合わせ660円など/青森市新町2-7-18 島糸ビル1階/奥羽線青森駅から徒歩12分/TEL:017-718-7271

🍢おでん三吉 <仙台>

具材のおいしさを生かす

③ 3.三吉おでん.jpg
上品な味わいのだしをたっぷりと具材にしみ込ませる

④ 4.三吉外観.jpg
創業70余年。シックな店構えだが、店内はアットホームな雰囲気

アゴやアジ、昆布、塩を使っただしは関西風の澄んだ色合いで、具材の風味を存分に生かすのが身上。茶碗蒸しのような食感に仕上げた「にら玉」や、サンマをおろして団子にした「サンマのすり身」など、ここでしか味わえないオリジナルの一品もオーダーしたい。
18時〜23時/日曜、祝日休/にら玉380円、サンマのすり身380円など/仙台市青葉区一番町4-10-8稲荷小路/地下鉄勾当台(こうとうだい)公園駅から徒歩3分/TEL:022-222-3830

🍢八幡屋 <名古屋>

大きな鍋で煮込む「どて」のおでん

⑥ 6.八幡屋鍋.jpg
巨大な鍋の「どて」で煮込むことで、旨みと風味豊かなおでんに仕上がる

⑦ 7.八幡屋店内.jpg
1954年創業で、風情漂う店内。どて煮やとん焼き、串カツなどの名古屋名物も人気

おいしさの決め手は、厳選した赤みそをベースに継ぎ足しながら煮込んでいる「どて」。ホルモンなどさまざまな品と一緒におでんの具材を煮込むため、甘辛く奥深い旨(うま)みが染みて滋味豊かに仕上がるという。具材は、こんにゃく、赤棒(はんぺん)、卵、厚揚げの4種ある。
11時30分~13時、17時~21時(月曜は夜のみ、土曜は16時~、おでんがなくなり次第終了)/日曜、祝日休/おでん各121円/名古屋市西区名駅2-18-7/東海道新幹線名古屋駅から徒歩10分/TEL:052-571-3945

🍢お酒と食事 うり <京都>

京都の旬を感じる小料理店

⑧ 2.京都おでん.jpg
おでん三種盛りは大根などの日替わり。器は骨董や現代作家のものも

⑨ 1.京都店内.jpg
カウンター4席とテーブル席のほか、2階には個室も。京都のかっぽうや日本料理店で研鑽を積んだ上門さんが板場に立つ

京都や近郊の旬の食材をおいしい一皿へと昇華させるのが、店主・上門(うえかど)邦彦さん。ふらりと訪れ、食事やお酒をしっとりと楽しむ小料理店にファンは多い。大根、ごぼ天、豆腐、生芋こんにゃくなど日替わりの「おでん三種盛り」は、利尻昆布と枕崎本鰹(がつお)で引いただしが染みてしみじみとうまい。
17時~22時/月曜休/おでん三種盛り1080円~/京都市下京区足袋屋町317-15/阪急線京都河原町駅から徒歩5分/TEL:075-344-7899

🍢松江おでん ごよう松 <松江>

宍道湖のしじみの濃厚な旨み

⑩ 10.ごよう松しじみ.jpg
元祖しじみおでんはほとんどの客がオーダーする人気の一品

⑪ 11.ごよう松串.jpg
だしを含んだ酸味がクセになるトマトのおでん

⑫ 12.ごよう松外観.jpg
複合施設・カラコロ工房に2024年10月オープン

3種のカツオ節とアゴを使っただしに、昆布を合わせたあっさりとした味わい。自慢の「元祖しじみおでん」は、漁師が丁寧に人力で採取した宍道湖のしじみを使用。産卵期のものにこだわり、旨みたっぷりの濃厚なしじみを煮込んでいる。松江産のミニトマトのおでんも甘酸っぱく美味。おでん以外のメニューも豊富で、仕込みに1週間かける「豚肉の味噌(みそ)漬け」も人気。
17時〜22時(土・日曜は15時〜)/木曜休/元祖しじみおでん680円、トマトのおでん400円など/松江市殿町43 カラコロ工房内/松江駅から徒歩20分/TEL:050-8887-2479

🍢おでんと日本酒 卸 <福岡>

アゴの風味香る豊かな味

⑬ 14.福岡カキ.jpg
殻付き牡蠣は近海から仕入れたもの

⑭ 13.福岡ぎょうざ巻.jpg
ぎょうざ巻きは福岡らしいおでん種

魚のすり身の中に餃子が入った「ぎょうざ巻き」は付き合いの深いかまぼこ店から仕入れた一品で、カツオ節や昆布、アゴでとっただしが染みたふくよかな味わい。冬季限定で登場する「殻付き牡蠣(かき)」は、さっと火入れをするためふっくらプリプリの食感で、毎年楽しみにするファンも。
18時〜翌4時/無休/ぎょうざ巻き250円、殻付き牡蠣のおでん300〜400円(変動あり)/福岡市中央区大名1-11-23/地下鉄赤坂駅から徒歩5分/TEL:092-753-9633


※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2025年11月号)
(Web掲載:2025年10月30日)


Writer

たびよみ編集部 さん

Related stories

関連記事

Related tours

この記事を見た人はこんなツアーを見ています