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【はじめてのひとり旅の宿】かんなわ ゆの香 <大分・鉄輪温泉> 湯のまちさんぽも楽しい宿

場所
> 別府市
【はじめてのひとり旅の宿】かんなわ ゆの香 <大分・鉄輪温泉> 湯のまちさんぽも楽しい宿

茶褐色の湯がかけ流しの露天風呂。大浴場は22時頃に男女が入れ替わる

湯けむりの温泉街をそぞろ歩き、看板猫の出迎えに癒やされる

街中の至る所で温泉の噴気が見られる、〝別府八湯〟を代表する鉄輪(かんなわ)温泉。ゆの香は鉄輪バスターミナルに隣接し、湯治場の面影を残す外湯(共同浴場)が点在する温泉街や、コバルトブルーの海地獄、青白い白池地獄など、源泉噴出口である〝地獄〟巡りへも徒歩圏内だ。

新館とレトロ館(旧館)に分かれ、客室は半露天風呂付き和洋室など5タイプがある。ひとり旅に最適なのはレトロ館2階の和室で、7.5畳+広縁4室と9畳1室の計5室。トイレは共同だが、温水洗浄便座付きにリフォームしてある。

大浴場は内風呂のみと露天風呂と打たせ湯付きがあり、男女交替で利用する。半露天のつぼ湯付きの内湯など、無料で利用できる2か所の貸切風呂もある。かけ流しのナトリウム―塩化物泉の温泉は、メタケイ酸を多く含んでいるため保湿効果が高く、「美人の湯」としても評判だ。

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新館の半露天風呂付き客室も素泊まりなら1泊1万5850円〜で泊まれる

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地元の旬の食材を使い、彩りも鮮やかな和朝食

5匹の看板猫が人気で、ひとり旅の寂しさを感じた時も、猫たちに癒やしてもらえそうだ。また、女将は温泉名人、温泉マイスター、温泉ソムリエの資格を持ち、九州全域の温泉地にも精通しているので、温泉巡りをするならアドバイスしてもらおう。

4.ネコ.jpg
朝と夜、「猫ルーム」で看板猫と触れ合える

文/田辺英彦


かんなわ ゆの香
TEL:0977-67-2682
住所:別府市鉄輪御幸4組
【ひとり泊データ】
条件:通年可
客室:トイレなし7.5畳和室、トイレ・半露天風呂付き8畳+6畳和室など(全15室)
食事:夕・朝食=食事処または個室
料金:素泊まり5650円〜、1泊朝食6750円〜、1泊2食1万3050円〜
交通:日豊線別府駅からバス20分、鉄輪下車すぐ/大分道別府ICから4キロ

※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2025年3月号)
(Web掲載:2025年11月26日)


Writer

田辺英彦 さん

東京都大田区出身、埼玉県在住。旅行ガイドブック編集・執筆、出版業界誌執筆などを経てフリーランスに。東北・八幡平の温泉群と、低山ハイク、壊れかけたもの・廃れたものが好き。

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