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【歩く旅】武家屋敷通りを彩るシダレザクラと桧木内川堤のソメイヨシノの競演<角館>(2)

場所
> 仙北市
【歩く旅】武家屋敷通りを彩るシダレザクラと桧木内川堤のソメイヨシノの競演<角館>(2)

桧木内川堤から横町橋方面を望む。桧木内川堤のソメイヨシノは国の名勝にも指定されている。こちらも見頃は4月中旬~下旬(写真/仙北市観光課)

約2キロにわたるソメイヨシノのトンネルをくぐる

【歩く旅】武家屋敷通りを彩るシダレザクラと桧木内川堤のソメイヨシノの競演<角館>(1)から続く

次は桧木内川堤沿いを歩く。左岸の堤防に約2キロにわたり約400本のソメイヨシノの並木が続く。堤が完成した翌年の1934年に現在の上皇さまの誕生を記念して植えられた。川面に向かって優雅に枝を広げるさまは圧巻だ。桜のトンネルの中を散策しながらイベント広場の屋台をのぞいてみるのも良いだろう。

8.桧木内川堤-桜並木(仙北市観光課)IMG_5352.jpg
まるで桜のトンネルのよう。桧木内川堤にはソメイヨシノが2列に植えられている(写真/仙北市観光課)

お腹が空いてきたら、角館武家屋敷通りの「お食事処 桜の里」へ。比内(ひない)地鶏の親子丼や稲庭(いなにわ)うどんなど秋田名物が存分に味わえる。さらに南下して町人町の外町(とまち)へ。かくのだて温泉に寄ってひと風呂浴びると、体がぽかぽかと温まり、湯上がりもさっぱりして湯冷めしにくい。

最後に安藤醸造本店をのぞいた。1853年創業で、地主の傍ら味噌(みそ)、醤油(しょうゆ)の醸造を手掛けてきた。明治時代の大火の後に建てられた母屋などが今も残り、中でも煉瓦(れんが)造りの蔵座敷は見応えがある。天然醸造の味噌は土産物にぴったりだ。

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安藤醸造本店の煉瓦蔵とシダレザクラ
■8時30分〜17時/無休/TEL:0187-53-2008

お食事処 桜の里

一番人気は比内地鶏親子丼と稲庭うどんセット2090円。親子丼は炭火で皮目を香ばしく焼いた比内地鶏の肉をトロトロの卵でとじている。新政(あらまさ)や花邑(はなむら)など秋田の希少な日本酒を目当てに訪れる客も多い。食べ歩きには山椒みそ味の角館お狩場メンチ350円がおすすめ。
■10〜15時(角館の桜まつり期間中は〜16時、食事は11時〜)/不定休/秋田新幹線角館駅から徒歩15分/仙北市角館町東勝楽丁9/TEL:0187-54-2527

13.桜の里料理.jpg

14.桜の里外観.jpg

かくのだて温泉

男女別の大浴場とサウナがあり、源泉かけ流しの湯あみが楽しめる。泉質はカルシウム・ナトリウム―塩化物・硫酸塩泉。さらりとした熱めの湯で、肌がツルツルになる美人の湯でもある。「町宿 ねこの鈴」と食事やお酒が味わえる「土間人(どまにん)」を併設している。
■7〜22時(12〜3月は7時30分〜)/第3火曜(変更あり)休/700円/秋田新幹線角館駅から徒歩10分/仙北市角館町下中町28/TEL:0187-52-2222

15.かくのだて温泉.jpg

地図_角館.jpg

文・写真/堀内志保ほか


◉モデルコース
[ 徒歩距離◎5.2キロ ]
[ 徒歩時間◎1時間13分 ]

🌸秋田新幹線角館駅 START
 ↓ 1キロ(15分)
🌸角館武家屋敷通り(火除け)
 ↓ 450メートル(6分)
🌸角館樺細工伝承館
 ↓ 180メートル(2分)
🌸武家屋敷「石黒家」
 ↓ 550メートル(8分)
🌸桧木内川堤
 ↓ 1.2キロ(16分)
お食事処 桜の里
 ↓ 550メートル(7分)
かくのだて温泉
 ↓ 300メートル(4分)
🌸安藤醸造本店
 ↓ 1キロ(15分)
角館駅 GOAL

※🌸は桜を楽しむスポット

■問い合わせ/TEL:0187-54-2700(仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」)

※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2026年4月号)
(Web掲載:2026年3月24日)


Writer

堀内志保 さん

埼玉県生まれ。1999年から2年あまり社会人類学の調査でアフリカ大陸の沖に浮かぶマダガスカル島に滞在。『マダガスカルを知るための62章』(明石書店)では、市場と割礼祭の章を担当した。2003年から宮城県に住み、写真家の夫とともに東北各地の自然や歴史、食、温泉、手仕事などに触れ、新聞や雑誌に記事やエッセイを発表している。

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