たびよみ

旅の魅力を発信する
メディアサイト
menu

令和八年 鹿島神宮式年大祭「御船祭」12年に一度 極彩色の水上祭典(2)

場所
> 鹿嶋市
 令和八年 鹿島神宮式年大祭「御船祭」12年に一度 極彩色の水上祭典(2)

船首に龍の飾りを付けた龍頭船(りゅうとうせん=御座船)は、鹿島神宮の御神体をのせて水上の仮宮とする神聖な船

全国約600の鹿島神社の総本宮・鹿島神宮。9月に式年大祭「御船祭」が斎行される。12年に一度、鹿島と香取の神様に水上で出合う。100隻の大船団が繰り広げる歴史絵巻の中へ。

令和八年 鹿島神宮式年大祭「御船祭」12年に一度 極彩色の水上祭典(1)から続く

12年に一度の歴史絵巻

式年大祭「御船祭」

12年に一度の午(うま)年にあたる2026年、9月1日から3日まで式年大祭「御船祭」が行われる。見どころは龍の飾りを付けた御座船を先頭に、供奉船(ぐぶせん)約100隻が川を渡る水上渡御だ。鹿島神宮の行宮(あんぐう)から御神輿(ごしんよ)が陸上神幸し、大船津鳥居から御座船にのり、香取市の加藤洲(かとうず)へと巡幸する。

武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と香取神宮の御祭神・経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は、日本平定に協力し合った間柄で、縁が深い。加藤洲に到着すると香取神宮の宮司が御座船に乗り込み、祝詞を奏上する。かつて霞ヶ浦一帯に広がっていた「香取の海」。その水域を舞台に二つの神宮の神威を伝え、豊かな御神徳をもたらす祭礼が受け継がれている。

2_行宮発與祭1(借用).png
行宮発輿祭(あんぐうはつよさい) 陸上神幸、水上神幸の開始を奏上する神事。神職大音声(だいおんじょう)によって、約2000人の供奉員(ぐぶいん)が西の一之鳥居のある大船津を目指す。人形山車も練ってにぎやかな祭の雰囲気に。

御発船祭2(借用).png
御発船祭(ごはっせんさい) 大船津河岸の大船津鳥居(西の一之鳥居)に設置された船着き場で執り行われる神事。大船津鳥居のたもとに奉安された神輿の前で宮司以下の祭員が、これより水上神幸を執り行う旨の祝詞を奏上する。船着き場は、御船祭の時期のみ設置されるので、12年に一度の光景が眺められる。

3_香取神宮御迎祭2(借用).png

3_香取神宮御迎祭1(借用).png
香取神宮御迎祭(おむかえさい) 加藤洲で香取神宮宮司と祭員が、鹿島神宮の御祭神をお迎えし祝詞を奏上する。他神社の宮司が御祭神に祝詞を奏上するという、神道の中でも非常に稀有で、鹿島神宮と香取神宮の縁の深さを象徴する最も重要な神事。

5_神幸祭1(借用).png
神幸祭(じんこうさい) 御祭神の御加護を受ける神事で、御分霊をのせた御神輿が鹿島神宮参道宮中地区を渡御する。この祭事の前に、地域の人々によって神の道行(みちゆき)を提灯で照らす「提灯まち」が行われる。


ちなみに香取神宮では26年4月に12年に一度の「式年神幸祭」を執り行い、武甕槌大神をお迎えしている。権禰宜の岡澤さんは高校生だった12年前に、香取で陸上神幸を見物したという。「その12年後に、こうして神職として御船祭に御奉仕申し上げる立場にいて、身の引き締まる思い」と緊張した面持ちで語る。

鹿島神宮と神栖(かみす)市の息栖(いきす)神社、香取神宮を参拝する「東国三社詣もうで」が江戸時代に大流行した。三社を巡って、神様の御加護を授かりたい。


令和八年鹿島神宮 式年大祭「御船祭」諸祭

8月31日
午前 御座船清祓式(きよはらいしき)
9月1日
10:00 勅使参向(ちょくしさんこう)例祭
18:30 提灯まち
20:00 神幸祭(じんこうさい)
9月2日
8:00 行宮御発輿祭(あんぐうごはつよさい)
9:30 御発船祭(ごはっせんさい)
12:00 香取神宮御迎祭(おむかえさい)
13:30 潮来河岸発船(いたこかしはっせん)
15:00 御着船祭(ごちゃくせんさい)
16:30 行宮御着輿祭(あんごううごちゃくよさい)
9月3日
10:00 行宮祭(あんぐうさい)
15:00 還幸祭(かんこうさい)


❖ 御船祭記念授与品

御船祭を記念して、お守りやおみくじが授与されている。この機会に神様の御利益を授かろう。※品切れによって授与終了

12_双宮守キリヌキimg-134.jpg
❶鹿島神宮香取神宮双宮守 ◎1000円/御座船を施したお守り。香取神宮の鷁首船(げきしゅせん)のお守りと合わせると一対に。

13_御座船みくじキリヌキimg-139.jpg
❷御座船みくじ ◎500円/御座船を模したおみくじ。陶製で、中に紙のおみくじが入っている。

11_御朱印帳キリヌキimg-136.jpg
❸御船祭御朱印帳 ◎2000円/鹿島神宮を崇敬する相川七瀬さんが、御座船が水上を渡る風景をデザインした御朱印帳。

z061-064_鹿島神宮TU_page-0003.jpg


12年に一度の祭礼を観覧する特別ツアー

鹿島神宮式年大祭「御船祭」観覧と東国二社参り

読売旅行では9月2日に斎行される鹿島神宮式年大祭「御船祭」の観覧と、香取神宮を参詣する特別ツアーを販売中。大船津に設置される観覧席での御発船祭観覧と記念品、鹿嶋市内での昼食などのセット。12年に一度の大祭を観覧できる貴重な機会だ。
詳細・申し込みは👉こちら

14_イメージ龍頭船2(借用).png
観覧席で御座船を間近に見られる


協力:鹿島神宮

【鹿島神宮までのアクセス】
電車/鹿島線鹿島神宮駅から徒歩10分、東京駅から高速バスかしま号で「鹿島神宮」下車徒歩5分 
車/東関東道潮来ICから県道101号・国道51号経由8キロ
※9月2日は大変な混雑が予想されるため、公共交通機関の利用を。カシマサッカースタジアム駐車場と鹿島神宮駅から大船津までの間を、無料シャトルバスが運行

【観覧】
指定席を除き、巡幸ルートの沿岸で観覧できる。期間中は一部交通規制あり

【問い合わせ】
鹿島神宮
住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
TEL:050-1724-5007
鹿島神宮のホームページは👉こちら

※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2026年8月号)
(Web掲載:2026年6月22日)


Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

Related stories

関連記事