54寺社で神社仏閣カードを授与
鶴雲山長久寺の神社仏閣カード(表面)
運が良ければレアカードをゲット!
神社仏閣へ参拝するだけではなく、歴史を知り、より興味を持ってもらいたい思いから、2020年8月に誕生した。岡山県内の8寺で始まり、2021年3月31日現在、石川県、鳥取県、広島県の寺社も加わり、54寺社で展開している。
参拝者へのみ1枚300円で販売する参加型授与品のため、郵送やインターネットなどではカードを入手できない。
すべて手のひらサイズで、寺院ごとに3種を用意。カードは封されているため、開封するまで絵柄が分からないドキドキ感がまた楽しい。年1回しか御開帳されない仏像や非公開の文化財の写真など、運が良ければレアカードが入っていることもある。
表には、「健康・長寿」「金運・商売繁盛」「厄除け・招福」など8項目の御利益がレーダーチャート式で記され、その寺社の御利益の強さが掲載されている。
裏面では、寺社ごとに御祭神やご本尊、宗派、ゆかりの人物などを案内。石碑や庭園、花など境内の見どころや見学ポイントも紹介し、主な寺宝や社宝も説明している。アクセスや公式サイトアドレスも掲載し、QRコードをスマートフォンなどで読み取ると、ほかの神社仏閣カードの設置場所に関しても案内している。
鶴雲山長久寺は、カードを授与している寺の一つ。金沢・兼六園にほど近い寺町にあり、加賀藩祖・前田利家公の妹・津世姫の菩提寺。桜の名所であり、犀川や市街の展望も魅力だ。本尊は釈迦牟尼仏。境内にあるギンモクセイの木は県内一の大きさを誇る。坐禅や写経なども体験できる。授与場所は、長久寺寺務所(10時~18時/無休/TEL:076-241-2727)。