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【東京さんぽ】2大下町がつながった押上~浅草を歩く(3)

場所
> 墨田区・台東区
【東京さんぽ】2大下町がつながった押上~浅草を歩く(3)

伝法院通りを人力車で走る

 

人力車で味わう優雅なひととき

【東京さんぽ】2大下町がつながった押上~浅草を歩く(2)から続く

 

スカイツリータウンから浅草までほぼ一直線でつながったので、渡り終えれば浅草寺はすぐそこだ。二天門から境内に入って参拝した。下町情緒たっぷりの、この雰囲気も、またたまらない。

西参道商店街

西参道の入り口に金魚すくいの店をみつけた。2016年オープンの「浅草きんぎょ」だ。向かいには「浅草射的場」もある。遊び気分で射的に挑戦する。そういえば、祭りができなくなってもう2年たつ。若者たちは歓声を上げながら、金魚すくいに興じていた。

浅草きんぎょの店内

六区通り、伝法院通りと浅草らしさを味わいながら雷門へ。人力車の俥夫たちが「乗ってみませんか」と笑顔で声をかけている。

実は、一度乗りたくて仕方がなかったのだが、法外な料金を請求されたらどうしようかと心配で、乗る勇気がなかったのだ。

浅草寺の宝蔵門と五重塔

浅草俥夫連絡会会長でえびす屋浅草の梶原浩介さんは「現在は20業者が活動しています。昔は値段もまちまちでしたが、2017年に会ができてからはきちんとルールを決め、料金も統一してお客様に提示してから出発するようになっているので安心です」と言う。

とりあえず体験してみようと、12分、2人で4000円(1人の場合は3000円)の、1番安いプランをお願いした。

驚いたのは俥夫が礼儀正しいこと。乗る時にはていねいに足台を用意し、毛布を掛け……下にも置かぬもてなしが心地いい。1段高い人力車の座席から眺めると、街が少し違って見えるから不思議だ。あっという間の12分、風を切って殿様気分を味わった。30分2人9000円(1人の場合7000円)のコースなら、スカイツリーまで行くこともできるという。

「人力車は密を避ける遊びということで、注目を浴びています。春は人力車で走りながら、花見をされる方もいらっしゃいます」と梶原さん。桜吹雪を浴びながら人力車で走るなんて、なんと優雅なひとときだろう。

文/高崎真規子 写真/齋藤雄輝


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浅草陣夫連絡会の会長を務める、えびす屋浅草の梶尾浩介さん

浅草きんぎょ・浅草射的場 10時~15時/無休/TEL:03-3847-5251

えびす屋浅草店 9時30分~日没/無休/TEL:03-3847-4443

(出典:「旅行読売」2022年5月号)

(WEB掲載:2022年7月9日)


Writer

高崎真規子 さん

昭和の東京生まれ。80年代後半からフリーライターに。2015年「旅行読売」の編集部に参加。ひとり旅が好きで、旅先では必ずその街の繁華街をそぞろ歩き、風通しのいい店を物色。地の肴で地の酒を飲むのが至福のとき。本誌連載では、大宅賞作家橋本克彦が歌の舞台を訪ねる「あの歌この街」、100万部を超える人気シリーズ『本所おけら長屋』の著者が東京の街を歩く「畠山健二の東京回顧録」を担当。著書に『少女たちはなぜHを急ぐのか』『少女たちの性はなぜ空虚になったか』など。

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