家康公生誕の地で夏グルメ<後編>
岡崎市での楽しみ方は岡崎城や大河ドラマ館など、歴史ばかりではない。風土を生かしたグルメがあるのだ。市の東部にある額田(ぬかた)地区は市街地とは一変し、緑深い森に幾筋もの渓流が流れる自然豊かなエリア。
くらがり渓谷など一帯は県立自然公園に指定されている。室町時代建立という天恩寺の山門の先には、家康も見たとされる大杉がそびえる。
「名水百選」に選ばれた湧水を生かした名物がかき氷。「おかざきかき氷街道」で、お茶やブルーベリーなどの個性あふれるかき氷を食べ比べしよう。
ベルウッド
ブルーベリー農園併設のカフェ。ブルーベリー生クリームの上に大粒のブルーベリーが載る。
8時~17時/木曜休/℡ 080-6911-6152
宮ザキ園 一匙(ひとさじ)
創業1820年のお茶問屋併設のカフェ。香り高い抹茶やほうじ茶、紅茶のかき氷がある。
10時~17時/水・木曜休/℡ 0564-83-2710
CAFE KURAGARI
自家製の練乳エスプーマをかけた白いかき氷が特徴。家康氷「白兎」は1日限定10食。
10時~17時/金曜休/℡ 0564-83-2232
おかざき かき氷街道
岡崎市額田に超軟水の「仙水」と呼ばれる湧水があり、この水を使ったかき氷(家康氷)を10店舗で提供している。スタンプラリーを実施しており、すべてのスタンプを集めるとオリジナル御朱印帳がもらえる(2023年10月1日まで)。
もう一つの新たな名物は鮎めし。工夫を凝らした鮎料理を引き立てるのは地元産の米、ミネアサヒ。岡崎には、夏ならではのグルメが待っている。
男川(おとがわ)やな
男川に面して立ち、屋外のテラス席もある。男川定食(4580円)は刺し身など、5.5匹の鮎を使っている。
10時~15時/火曜休/℡ 0564-82-2089
一升(いちます)
くらがり渓谷の入り口にあり、夏は鮎料理を楽しめる。あゆめしコース(2750円)は昼限定。
11時~15時、17時~22時(予約制)/月曜休/℡ 0564-83-2711
おかざき 鮎めし街道
くらがり渓谷から男川沿いにかけての7店舗で塩焼きやフライ、炊き込みご飯などの鮎料理が味わえる。米は三河地区で栽培されているミネアサヒ。
<アクセス>
[鉄道]
名鉄名古屋駅から特急35分の東岡崎駅下車
[車]
東名高速岡崎ICから3キロ
<問い合わせ>
岡崎市観光推進課 ℡ 0564-23-6609
(出典:「旅行読売」2023年8月号)
(Web掲載:2023年7月14日)