【出港！海の旅】港町クルーズガイド〈小樽・横須賀・名古屋・舞鶴・長崎〉

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海上自衛隊の艦船を間近に見学できる「YOKOSUKA軍港めぐり」（神奈川県横須賀市）

船上から、歴史ある港町の「今」を垣間見られるクルーズ船を紹介。開港当時の面影を探しながら、そびえ立つ高層ビル群を見上げて、港町の風情に浸ろう。

小樽運河クルーズ（ナイトクルーズ）【北海道小樽市】

小型で開放的なボートに乗って約40分で小樽運河を往復する。夕暮れから日没後にかけて中央橋の乗船場を出航。沿岸に連なるレトロなガス灯に火がともり、情緒たっぷり。キャプテンが船を操りながら小樽の歴史や見どころなどをガイドする。運河沿いの歴史的建造物の倉庫群がライトアップされて浮かび上がり、夜景スポットとして人気の天狗山を小樽港から眺める。明るい時間の港町風景を楽しむならデイクルーズもある。

小樽運河クルーズ（ナイトクルーズ）

運航：通年。時刻、便数は時期により異なる
予約：ホームページまたは電話で（空きがあれば当日券も）
乗船料：大人2000円（デイクルーズは1800円）、小学生以下500円
アクセス：函館線小樽駅から徒歩10分で中央橋　
問い合わせ：TEL0134-31-1733

YOKOSUKA軍港めぐり【神奈川県横須賀市】

幕末のペリー来航以来、軍港として発展してきた横須賀港。赤い煙突が目印の「シーフレンド7」（定員250人）で、海上自衛隊の潜水艦や護衛艦、時にはアメリカ海軍の空母などが停泊する港を約45分で巡る。専属の「軍港めぐり案内人」がガイド。屋根がある2階デッキでは、潮風を受けながら迫力ある艦艇を間近に見られる。航空母艦専用埠頭や明治時代に造られた新井掘割水路、自衛艦隊司令部のある船越地区など見どころも豊富だ。

YOKOSUKA軍港めぐり

運航：通年。1日5便、11時〜15時発（土・日曜、祝日は10時発も）
予約：電話またはホームページで（当日券は枚数限定）
乗船料：大人2000円（お盆などを除く平日1800円）、小学生1000円（同900円）　
アクセス／京急本線汐入駅から徒歩5分、または横須賀線横須賀駅から徒歩15分で汐入ターミナル
問い合わせ：TEL046-825-7144

※掲載時のデータです。

クルーズ名古屋【愛知県名古屋市】

名古屋の水上輸送路として活用された中川運河を航行して、名古屋駅近くのささしまライブ乗船場と名古屋港の金城ふ頭を結ぶ定期運航便の水上バス。名古屋駅周辺のビル群を眺めつつ、キャナルリゾート、みなとアクルスに泊まり、水位差のある名古屋港へ通航できるよう設置された中川口通船門（閘門〈こうもん〉）を経てガーデンふ頭まで所要約45分〜60分、乗り換えてブルーボネット経由で金城ふ頭までは約50分。都心に居ながら水辺を感じられる。

クルーズ名古屋

運航：土・日曜、祝日（便数、時刻は区間や時期により異なる。運休日あり）
予約：ホームページまたは電話で（空きがあれば当日券も）
乗船料：大人300円〜1500円（乗船区間により異なる）、小学生は半額　
アクセス：名古屋臨海高速鉄道あおなみ線ささしまライブ駅から徒歩3分でささしまライブ乗船場　
問い合わせ：TEL052-659-6777

※掲載時のデータです。

軍港ゆかりの港めぐり遊覧船【京都府舞鶴市】

舞鶴赤れんがパーク内の乗船場から出航、リアス式海岸が特徴の舞鶴湾内を約35分で巡る。かつて帝国海軍の鎮守府が置かれ、現在も海上自衛隊の基地があり、自衛隊北吸桟橋にはヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」などの護衛艦、補給艦などが停泊。日によって見られる艦艇は違うが、遊覧船から見上げる船体は迫力満点だ。自衛隊OBがガイドする便もある。全長735メートルの白い斜張橋、舞鶴クレインブリッジも遠望できる。

軍港ゆかりの港めぐり遊覧船

運航：通年。1日3便〜6便（時刻、便数は曜日、時期などにより異なる。12月11日〜3月15日は火・水曜休、年末年始休
予約：土・日曜、祝日は予約が無難　
乗船料：大人1500円、3歳〜12歳800円　
アクセス：舞鶴線東舞鶴駅から東西循環線（左回り）バス5分、市役所前下車徒歩2分で赤れんがパーク内乗船券販売所
問い合わせ：TEL090-5978-8711

※掲載時のデータです。

新・観光丸クルーズ【長崎県長崎市】

幕末に勝海舟や榎本武揚が乗った日本初の蒸気船「観光丸」を復元した漆黒の帆船で、約50分かけて長崎港を巡る。世界遺産に認定された巨大なジャイアント・カンチレバークレーン（電動クレーン）や大型船の建造・修理のための第3船渠など、非公開の施設も海上から眺められる。桁下65メートルの女神大橋をくぐってからUターン。現在、観光丸は船内修理のため代替の高速旅客船を使用。軍艦島上陸周遊クルーズ（4200円、要予約）も運航。