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【1万5000円で泊まる名湯の宿】創業100年の宿をリニューアル 湯めぐりの宿 平湯館(2)

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 岐阜県
> 高山市
【1万5000円で泊まる名湯の宿】創業100年の宿をリニューアル 湯めぐりの宿 平湯館(2)

好きな具材を選べる鍋バイキング

 

きめ細かいサービスが満載

【1万5000円で泊まる名湯の宿】創業100年の宿をリニューアル 湯めぐりの宿 平湯館(1)から続く

食事はバイキングスタイルだが、2人がけ、4人がけなど、テーブルがゆったり点在しているので、落ち着いた雰囲気で食事を楽しめる。郷土料理、刺し身、天ぷら、飛騨牛コロッケ、小籠包(ショウロンポウ)……、和洋中華の料理が所狭しと並んでいる。

バイキング会場。旬の食材を使った和洋中華の料理が並ぶ
岐阜の郷土料理「鶏(けい)ちゃん焼き」
刺し身や寿司など、日本海の魚を使ったメニューも好評

好評なのは、平湯館オリジナルの「鍋バイキング」。ずらっと並んだ野菜や肉など好きな具材を鍋にとり、固形燃料を使って自分のテーブルで温めて食べる。熱々がうれしいのはもちろんだが、ひと手間かけて鍋を囲むことで、夕食のテーブルにぬくもりが生まれるから不思議だ。

平湯館総支配人の小森亮治さんは、宿の特徴をこう話す。

総支配人、小森亮治さん

「共立リゾートでは、すでに平湯温泉に高級志向の『匠(たくみ)の宿 深山桜庵』があります。そこで平湯館は、リーズナブルに3世代やグループ旅行など、異なる客層の方々にも楽しんでもらえるよう、カジュアルな路線を打ち出すことにしたんです」

部屋タイプも豊富で、館内に卓球場やカラオケルームなどの娯楽施設やコンビニもある。会席料理は敷居が高い子どもとも、バイキングなら一緒に手軽に楽しめる。ソフトドリンクも無料で飲み放題だ。

館内には卓球台も2台ある
所どころにあるお休み処も趣たっぷり

和室でも応接セットやローベッドを備えるなど、高齢者や外国人客への配慮も手厚い。さらに、アイス食べ放題(時間限定)、夜鳴きそばの提供など、共立リゾートならではの定番サービスも受けられる。きめ細かいもてなしに、気が付くと居心地がよくなっている。

お休み処には本やマンガなども置かれている
浴室の休憩所には、食べ放題(時間制)のアイスも
しょうゆ味のラーメンを無料でサービス(22時頃〜)

旅の目的が多様化し、外国人観光客も急増する中、一つの新しい宿のかたちを見たようで、もう1泊してみたくなった。

文/高崎真規子 
写真/三川ゆき江

こちらも立ち寄りたい平湯温泉のお店

つるや商店
飛騨の地酒や天然湯の花などのオリジナル商品を販売。自家源泉「鶴の湯」で温めた「はんたい玉子」は、黄身は程よく硬く、白身がトロトロと軟らかい。薄い塩味と温泉の香りが独特のおいしさだ。1個100円で売り切れ次第終了。午前中に訪れるのがおすすめ。
■8時~20時/不定休/平湯バスターミナルから徒歩3分/TEL:0578-89-2605


深山桜庵 別館 
湯めぐりの宿 平湯館(共立リゾート)  

TEL:0578-89-0012 
住所:高山市奥飛騨温泉郷平湯726
客室:トイレあり洋室ツインなど全81室 
温泉:単純温泉 
食事:夕・朝食=レストラン
料金(2人1室利用・税込み):朝食付き平日 要問合せ 休前日 要問合せ/2食付き平日1万7200円~ 休前日1万8850円~
※露天風呂あり、掛け流し
※ひとり泊可(要問合せ)。
交通:篠ノ井線松本駅からバス1時間30分、平湯バスターミナル下車徒歩3分/長野道松本ICから50キロ

※料金等すべて掲載時のデータです。

「旅行読売」読者限定の特別プランを提供 最大で5130円お得!

応接セットや和ベッドの置かれた50平方メートルの広々とした本館和室(1万8300円~)

湯めぐりの宿 平湯館では、本誌読者限定の特別プランを用意。電話予約時に「旅行読売」の記事を見たと伝えると、眺めのいい50平方メートルの広々とした本館和室を利用する1泊2食1万8300円(諸税込み)のプランを、1万5150円で提供。夕食時の「飲み放題」1980円(ビール、ワイン、飛騨の地酒などのアルコールが70分飲める)も特典の1つ。最大で5130円もお得になるプランだ。期間は2023年11月28日~24年3月31日の平日泊限定。問い合わせは、湯めぐりの宿 平湯館 TEL:0578-89-0012へ。

(出典:「旅行読売」2024年1月号)
(Web掲載:2024年1月1日)

☛読売旅行で行く湯めぐりの宿 平湯館のプランは こちら


Writer

高崎真規子 さん

昭和の東京生まれ。80年代後半からフリーライターに。2015年「旅行読売」の編集部に参加。ひとり旅が好きで、旅先では必ずその街の繁華街をそぞろ歩き、風通しのいい店を物色。地の肴で地の酒を飲むのが至福のとき。本誌連載では、大宅賞作家橋本克彦が歌の舞台を訪ねる「あの歌この街」、100万部を超える人気シリーズ『本所おけら長屋』の著者が東京の街を歩く「畠山健二の東京回顧録」を担当。著書に『少女たちはなぜHを急ぐのか』『少女たちの性はなぜ空虚になったか』など。

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