朝霧高原 宝永山【静岡県富士宮市】
朝霧が草原を覆い、富士山の尾根から朝日が差し込む朝霧高原
登らなくても、その魅力を体感!「富士下山」以外にも楽しみ方がいっぱい
富士山は登らなくても、その魅力を体感できる。車やバスで手軽に行ける絶景スポットや、少しの登山で富士山の迫力を感じられるスポットを紹介しよう。
富士山西麓の標高700メートル〜1000メートルにある朝霧高原は、乳牛が草を食(は)む雄大な景観が広がっている。道の駅朝霧高原やあさぎりフードパークでは、ソフトクリームやヨーグルトなど乳製品を購入できる。
富士山の南東斜面にある宝永山は標高2693メートルの側火山。1707年に噴火した際の三つの火口が連なっている。標高2400メートルの富士宮口五合目から片道30分ほど。初心者でも富士山の迫力を感じられるだろう。さらに1時間ほどの登山で、宝永山山頂に到達できる。
高さ20メートル、幅150メートルの岩壁を大小数百の滝が流れ落ちる白糸ノ滝、富士山の伏流水が湧く湧玉池が境内にある富士山本宮浅間大社、樹間から富士山を遙拝する山宮浅間神社など、世界遺産の構成資産が山麓に点在している。静岡県富士山世界遺産センターは展示棟、北棟、西棟の3棟からなる。富士登山を疑似体験しながららせん状のスロープを上り、最上階からは富士山を望める。