【紅葉の秘湯】夏の疲れを癒やす紅葉の温泉宿18選(2)
全国各地で記録的な猛暑が続いた2024年、極端な寒暖差もあり、夏の疲れがなかなか抜けない方も多いのでは。旅行読売10月号では、積もり積もった夏の疲れを癒やしに、人里離れた山あいに湧く温泉への旅を提案しました。毎年同じ場所で変わらず色付く紅葉と、大自然と一体になれる温泉で、健やかな心と体を取り戻す旅へ……。秋にぜひ行きたい、穴場の紅葉温泉宿をご紹介します。
【紅葉の秘湯】夏の疲れを癒やす紅葉の温泉宿18選(1)から続く
秋の宮温泉郷 鷹の湯温泉<秋田>
秋に染まる渓流を湯船から
雄物(おもの)川水系の清流・役内(やくない)川沿いに自家源泉の宿が点在する秋の宮温泉郷。1885年創業のこの宿では、深さ130センチの立ち湯や混浴露天風呂、川を間近にする露天風呂など多彩な湯船でかけ流しの湯を楽しめる。渓流を彩る赤や黄色は客室からもよく見え、深山の紅葉にすっぽりと包まれる。
TEL:0183-56-2141
住所:湯沢市秋ノ宮字殿上1
🍁紅葉の見頃:10月中旬〜11月上旬
営業:4月1日~11月30日(水曜休)
客室:全8室
泉質:ナトリウム―塩化物泉
料金:平日・休前日1万7200円〜(ひとり泊/営業期間内可、+2200円〜)
日帰り入浴:土・日曜の10時30分~13時30分/700円
交通:奥羽線横堀駅から乗り合いタクシー(要予約)40分または湯沢駅からこまちシャトル(要予約)50分、鷹の湯温泉入口下車徒歩5分/東北中央道雄勝こまちICから17キロ
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峩々温泉<宮城>
蔵王の紅葉に抱かれた湯船
ナラやブナの黄とモミジの赤が入り混じる蔵王エコーラインの脇に、紅葉に包まれて立つ峩々(がが)温泉。湯船の縁に寝そべってお腹に湯をかける独特の入浴法に湯治文化を残し、胃腸の湯として名高い濃厚な源泉からしみ出た成分が内湯の縁に年輪を刻む。露天風呂は男女別、混浴、貸切と種類豊富。
TEL:0224-87-2021
住所:川崎町前川字峩々1
🍁紅葉の見頃:10月中旬〜下旬
客室:全16室
泉質:ナトリウム・カルシウム―炭酸水素塩泉、硫酸塩泉
料金:平日2万1450円〜、休前日2万3000円〜(ひとり泊/通年可、平日1万8850円〜)
日帰り入浴:不可
交通:東北新幹線仙台駅からバス1時間、メルキュール宮城蔵王リゾート&スパ下車、送迎15分(要予約)/東北道村田ICから25キロ
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塩原元湯温泉 奥塩原元湯 大出館<栃木>
奥地の森に湧く漆黒の湯
塩原温泉郷の最奥、ナラやクヌギの森が鮮やかに色付く箒(ほうき)川の源流域に位置する。八つある湯処のうち五つが混浴で、湯色が変化する「五色の湯」と、タオルが真っ黒に染まるほど黒々とした「墨の湯」の二つの源泉を楽しめる。女性用露天風呂や無料の貸切風呂もあり、すべてが源泉かけ流し。
TEL:0287-32-2438
住所:那須塩原市湯本塩原102
🍁紅葉の見頃:10月下旬〜11月上旬
客室:全24室
泉質:含硫黄―ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉
料金:平日1万2250円〜、休前日1万3350円〜(ひとり泊/繁忙期を除く、+1100円〜)
日帰り入浴:10時~14時/800円
交通:東北新幹線那須塩原駅からバス1時間、塩原温泉バスターミナル下車、送迎13分(要予約)/東北道西那須野塩原ICから36キロ
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