【紅葉の秘湯】夏の疲れを癒やす紅葉の温泉宿18選(4)
全国各地で記録的な猛暑が続いた2024年、極端な寒暖差もあり、夏の疲れがなかなか抜けない方も多いのでは。旅行読売10月号では、積もり積もった夏の疲れを癒やしに、人里離れた山あいに湧く温泉への旅を提案しました。毎年同じ場所で変わらず色付く紅葉と、大自然と一体になれる温泉で、健やかな心と体を取り戻す旅へ……。秋にぜひ行きたい、穴場の紅葉温泉宿をご紹介します。
【紅葉の秘湯】夏の疲れを癒やす紅葉の温泉宿18選(3)から続く
切明温泉 秋山郷雄川閣<長野>
河川敷での野天風呂作りが名物
中津川上流に集落が点在する秋山郷の最奥部にある。名物「河原の露天風呂」は、色付く山並みを眺める河川敷で、スコップを使い、川底から自噴する湯と川の水を調整して湯船を手作りする野天風呂。源泉をかけ流す男女別の大浴場や貸切露天風呂も。マタギ文化が残り、夕食は猪肉などが出る。
TEL:050-5527-6598
住所:栄村堺17878-3
🍁紅葉の見頃:10月中旬〜11月上旬
営業:4月下旬〜11月下旬予定
客室:全9室
泉質:カルシウム・ナトリウム―塩化物・硫酸塩泉
料金:平日1万8000円~、休前日1万9000円~(ひとり泊/土曜を除く、+1000円~)
日帰り入浴:土・日曜、祝日(繁忙期は変動あり)の11時~14時30分/700円~
交通:上越新幹線越後湯沢駅からバス50分の津南役場前で乗り換えバス25分の見玉下車。前日までに予約(TEL025-766-2949)のデマンドバスに乗り換え55分、切明下車すぐ/関越道塩沢石打ICから58キロ
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奥蓼科温泉郷 山の宿明治温泉<長野>
11時入館で長時間滞在できる
八ヶ岳連峰の北西麓にある1888年創業の一軒宿。10月の紅葉期は、宿のそばの滝や御射鹿池(みしゃかいけ)をはじめ周囲の山々が色付き、展望大浴場からも絶景が楽しめる。11時からの施設利用と、チェックアウト後の入浴も可能なので、長時間滞在したい。マスの甘露煮などの夕食も楽しみ。
TEL:0266-67-2660
住所:茅野市豊平東岳4734
🍁紅葉の見頃:10月中旬〜下旬
客室:全11室
泉質:単純温泉
料金:平日1万2000円~、休前日1万3000円~(ひとり泊/紅葉期は不可)
日帰り入浴:11時~15時(日によって変更あり)/不定休/1000円
交通:中央線茅野駅からバス(土・日曜、祝日のみ運行)35分、明治温泉入口下車すぐ/中央道諏訪ICから20キロ
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神明温泉 湯元すぎ嶋<岐阜>
古民家の建材を使った民芸調の宿
奥美濃の板取川沿いに佇(たたず)む1997年開業の一軒宿。築150年の豪農の屋敷を移築した建物はレトロな雰囲気。温泉は、貸切露天風呂やヒノキ造りの大浴場など四つの湯船にかけ流しか加温のみで注ぐ。紅葉は周囲の山々だけでなく、手入れされた植栽も美しい。秋の夕食はキノコ料理が出る。
TEL:0581-57-2532
住所:関市板取4838
🍁紅葉の見頃:11月上旬〜中旬
客室:全13室
泉質:アルカリ性単純温泉
料金:平日1万9800円~、休前日2万3100円~(ひとり泊/平日のみ可、+3300円~)
日帰り入浴:11時~14時30分/不定休/800円
交通:東海道線岐阜駅からバス1時間10分のほらどキウイプラザ下車、バスに乗り換え50分、板取スイス村下車徒歩2分/東海北陸道美濃ICから42キロ
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