【紅葉の秘湯】夏の疲れを癒やす紅葉の温泉宿18選(5)
全国各地で記録的な猛暑が続いた2024年、極端な寒暖差もあり、夏の疲れがなかなか抜けない方も多いのでは。旅行読売10月号では、積もり積もった夏の疲れを癒やしに、人里離れた山あいに湧く温泉への旅を提案しました。毎年同じ場所で変わらず色付く紅葉と、大自然と一体になれる温泉で、健やかな心と体を取り戻す旅へ……。秋にぜひ行きたい、穴場の紅葉温泉宿をご紹介します。
【紅葉の秘湯】夏の疲れを癒やす紅葉の温泉宿18選(4)から続く
黒薙温泉旅館<富山>
トロッコ電車で行く深山幽谷の湯
トロッコ電車が走る黒部渓谷の崖上に立つ一軒宿、黒薙(くろなぎ)温泉旅館。駅から山道を歩いてしか行けない秘湯だ。宿上流の河原にある、渓谷と一体になった混浴大露天風呂「源泉(いずみ)」が人気で、紅葉期は山肌のブナやナラが色付く。女性専用露天風呂や内湯もある。夕食は山菜やイワナなど山里の家庭料理。
TEL:0765-62-1802
住所:黒部市宇奈月町黒薙
🍁紅葉の見頃:10月下旬〜11月上旬
営業:5月上旬〜11月下旬
客室:全15室
泉質:アルカリ性単純温泉
料金:平日・休前日1万2000円~(ひとり泊/紅葉期や連休などの繁忙期は不可)
日帰り入浴:9時~15時15分(日により清掃で入浴不可の時間あり)/冬季休/900円
交通:宇奈月駅から黒部峡谷鉄道25分の黒薙駅下車徒歩20分(能登半島地震の影響で猫又―欅平駅間は不通)/北陸道黒部ICから宇奈月駅へは14キロ
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中宮温泉 湯宿くろゆり<石川>
霊峰・白山の自然に抱かれた一軒宿
白山白川郷ホワイトロードの中宮(ちゅうぐう)料金所近くの標高700メートルにあり、白山登山の拠点として便利。紅葉時はブナやナラなどの原生林で山全体が彩られる。木々を眺める内湯は源泉かけ流し。「胃腸の霊薬」として知られる湯は飲泉ができ、温泉水を使ったみそ仕立ての鶏鍋や温泉粥かゆが好評だ。
TEL:076-256-7955
住所:白山市中宮ク5-32
🍁紅葉の見頃:10月下旬〜11月上旬
営業:4月下旬〜11月下旬
客室:全6室
泉質:ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉
料金:平日・休前日1万4650円(ひとり泊/ 営業期間内可、+0円)
日帰り入浴:11時~16時/火・水曜休(10月~11月は水曜休、冬季休)/700円
交通:北陸鉄道鶴来駅からバス21分の黄門橋下車、徒歩3分のJA白山手取支店から白山一里野・中宮温泉行きバスに乗り換え1時間6分、終点下車徒歩3分/東海北陸道白川郷ICから33キロ
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祖谷渓温泉 ホテル秘境の湯<徳島>
祖谷渓を望む青石造りの露天風呂
平家の落人(おちうど)伝説が残る秘境、祖谷渓の高台に立つ。紅葉名所の祖谷のかずら橋へは車で5分ほど。阿波(あわ)の青石(あおいし)造りの露天風呂や大浴場からは、肌がツルツルする美肌の湯につかりながら祖谷渓(いやけい)の原生林を眺める。塩サウナや薬湯よもぎの湯もある。夕食は阿波(あわ)牛が出る郷土料理会席。
TEL:0883-87-2300
住所:三好市西祖谷山村尾井ノ内401
🍁紅葉の見頃:10月下旬〜11月中旬
客室:全53室
泉質:ナトリウム―炭酸水素塩冷鉱泉
料金:平日2万390円~、休前日2万2590円~(ひとり泊/通年可、-1470円~)
日帰り入浴:15時~19時(土・日曜、祝日は12時~17時)/火曜休/1100円
交通:土讃線大歩危駅から送迎15分(宿泊者のみ、要予約)/徳島道井川池田ICから35キロ
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