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【世界お茶まつり2025開幕】茶の都・しずおかへ

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 静岡県
> 冨士市、伊豆の国市、島田市、牧之原市、掛川市、藤枝市
【世界お茶まつり2025開幕】茶の都・しずおかへ

茶畑と富士山の絶景が楽しめる大淵笹場

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◎春の祭典:4月19日〜5月21日
◎秋の祭典:10月23日〜26日

3年に一度、静岡県で行われる茶の総合博覧会で、今回が9回目。春の祭典では、県内および首都圏・関西圏の茶関連施設などで茶摘み体験や新茶、抹茶のスイーツを堪能できる。また、静岡県公式観光アプリ「TIPS」を使い、新茶フェアを実施する施設や店舗を周遊する「スマホdeスタンプラリー」など、多彩なイベントが実施される。
TEL:054-202-1488(第9回世界お茶まつり実行委員会事務局)
※イベントなど詳しくは👉こちら


新茶シーズン到来!お茶スイーツ、お茶摘み体験も!

日本有数の茶産地・静岡県。茶園の面積は実に全国の約40%を占めるというから驚きだ。県中部から西部では畝間(うねま)にススキなどの刈草を敷く伝統の「茶草場農法」を続けている茶園があり、世界農業遺産にも認定されている。

静岡県の茶栽培は鎌倉期まで遡り、仏教を学ぶために宋(中国)へ渡った聖一国師(しょういちこくし)が帰国の際にお茶の種を持ち帰り、静岡市葵区足久保地区に植えたのが始まりとされる。現在は明治以降に徳川幕府の旧幕臣が開拓した牧之原台地や、安倍川、大井川、天竜川流域、磐田原、小笠山山麓、愛鷹山など、県内20以上の地域で茶栽培が行われている。

静岡県の茶は天下人・徳川家康も魅了した。安倍川とその支流域で栽培される安倍茶(現・本山茶)が家康のお気に入りで、夏の暑さで風味が損なわれないように標高1200メートルの高地に、お茶壺屋敷(お茶蔵)を立て大事に保管されたほどだ。

茶は産地により風味や味わいが異なる。今年、春と秋に静岡県内で開催される「世界お茶まつり2025」を機会に、飲んで、食べて、体験!多彩なイベントを楽しみつつ、静岡茶の魅力を再発見しよう。

お茶どころ・静岡 おすすめスポット

大淵笹場 ◉富士市

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「茶まつり」では雄大な茶畑をバックに野点も行われる(イメージ)

富士山南麓に広がる富士市大淵地区の大茶畑。周囲は電柱や人家がないため、浮世絵師・葛飾北斎が描いたような昔ながらの景色が望める。4・5月に茶摘み体験ができ、5月3日には「茶まつり」を開催。
■見学自由/東海道線富士駅からバス30分、曽比奈下下車徒歩20分。新東名高速新富士ICから5キロ/TEL090-4070-3102(大淵二丁目ささば景観保存会)
※ホームページはこちら

蔵屋鳴沢 ◉伊豆の国市

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富士山と反射炉を望む蔵屋鳴沢、茶摘(イメージ)

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自社工場製お茶入り新茶ソフト400円

伊豆半島北部にあり、茶畑からは二つの世界文化遺産(富士山、韮山反射炉)が望める名スポット。茶摘み体験は、4月中旬~6月末、9月中旬~10月下旬に毎日実施している(要予約)。世界お茶まつり期間中は頭に巻く手ぬぐいが限定版になり、プレゼントされる。製茶やクラフトビールの醸造・販売も行う。
■9時〜17時/無休/伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅からタクシー5分。伊豆縦貫道函南塚本ICから7キロ/TEL055-949-1208
※ホームページはこちら

玉露の里 ◉藤枝市

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手入れの行き届いた日本庭園が広がる「瓢月亭」

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お茶室

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玉露の里で提供する「玉露ソフトクリーム」450円

京都の宇治地区、福岡の八女地区と並ぶ玉露茶の三大産地・藤枝市朝比奈地区にあり、日本庭園・茶室「瓢月亭」、食事処、物産店などからなる。玉露茶の点前体験のほか、玉露茶を使ったパスタ、茶そばなども味わえる。
■9時〜17時(瓢月亭9時30分〜16時30分、食事11時〜14時30分)/年末年始休/日本庭園・茶室510円(玉露または抹茶・茶菓子付)/東海道新幹線静岡駅からバス40分、藤枝市岡部支所前下車、藤枝市自主運行バスに乗り換え玉露の里下車。新東名高速藤枝岡部ICから6キロ/TEL054-668-0019
※ホームページはこちら

ふじのくに茶の都ミュージアム ◉島田市

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ふじのくに茶の都ミュージアム 世界のお茶

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茶道体験(イメージ)

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抹茶食べ比べパフェ1000円が評判

日本一の面積を誇る大茶園・牧之原台地にある。博物館では静岡県はもちろん、世界の茶の歴史や産業、文化が学べる。世界お茶まつりでは春の開幕式会場になり、茶摘み体験のほか、さまざまな体験イベントを開催する。
■9時〜16時30分(茶室は9時30分〜15時30分)/火曜休(祝日の場合は翌平日)、年末年始休/ 300円/東海道線金谷駅からバス5分、施設前下車。新東名高速島田金谷ICから7キロ/TEL0547-46-5588
※ホームページはこちら

グリンピア牧之原 ◉牧之原市

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茶摘み体験(イメージ)

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人気の「世界で一番濃い抹茶ジェラート」600円

お茶の卸問屋直営の観光施設で、4月中旬〜10月上旬を3期に分けて茶摘み体験を実施。収穫から商品化までの工程は工場で学べる。4月20日に「30周年祭」が開催され、キッチンカーや屋台の出店、各種体験イベントなどを予定。
■10時〜17時/年末年始休/東海道線金谷駅からタクシー20分。東名高速相良牧之原ICから4キロ/TEL0548-27-2995
※ホームページはこちら

体験型古民家宿 旅ノ舎 ◉掛川市

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摘みたて茶葉を使った料理は抜群の味

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旅ノ舎茶畑

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旅ノ舎外観

東海道の宿場・日坂宿に近い里山にあり、茶農家を改装した体験型古民家宿。4月下旬~10月下旬にはオーナーとともに茶摘みを楽しみ、収穫した茶葉と地元の新鮮野菜を使い、天ぷらなどの料理を作る。
■1泊2食2万2000円/東海道新幹線掛川駅からタクシー20分。新東名高速島田金谷ICから10キロ/TEL0537-54-1464
※ホームページはこちら

静岡茶絶景フォトコンテスト<5月31日まで募集中!>

世界お茶まつりのプログラムの一環。静岡茶にまつわる絶景をテーマとした写真を募集中だ。大賞(1点)5万円分のデジタル商品券ほか。詳しくは、こちらの世界お茶まつりのサイトで。


◎静岡県の観光に関する問い合わせ:静岡県観光協会/TEL:054-202-5595
「ハローナビしずおか」公式ホームページはこちら

協力:静岡県観光協会

※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2025年5月号)
(Web掲載:2025年4月1日)


Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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