【車窓に春風🌸お花見列車】沿線の随所を桜や花々が彩るレトロな路線 天竜浜名湖鉄道(静岡)掛川~新所原(2)

遠江―宮-敷地(しきじ)駅間を走る天浜線。のどかな里山風景に桜のピンク色が溶け込むようだ(写真/天竜浜名湖鉄道
沿線を花で彩り、地域活性化を図る
【車窓に春風 お花見列車】沿線の随所を桜や花々が彩るレトロな路線 天竜浜名湖鉄道(静岡)掛川~新所原(1)から続く
天浜線は桜だけではない。〝天浜線 人と時代をつなぐ 花のリレー・プロジェクト〟の取り組みで、細谷駅のユキヤナギ、常葉(とこは)大学前駅のヤマブキ、岩水寺(がんすい)-宮口駅間の菜の花など、駅や線路脇の20か所を、のべ50種以上のさまざまな季節の花が彩る。
2018年に浜松いわた信用金庫、はままつフラワーパーク、天竜浜名湖鉄道が連携してスタート。同パークの塚本こなみ理事長を総合プロデューサーに、植栽地とその風土・風景に合う花や樹木を選定し、植え替え、草刈りなどの維持管理は、地元のロータリークラブや企業、学校、花の会などが、アダプトプログラム(市民ボランティア)で行う。

「皆さん汗だくなのに、ニコニコして草を刈っています。丹精込めて育てた草木が開花し、多くの人に楽しんでもらえることは、地域の人たちにとっても、誇りや喜びなのだと思います」と、当初からプロジェクトに関わる天竜浜名湖鉄道地域連携センター長の伊藤文俊さん。沿線住民の温かな思いがこもった花々と桜の競演が楽しみだ。
気賀駅から先は、時折車窓に浜名湖が広がる。桜のトンネルも随所に出現し、尾奈駅ではホームにかぶさるように桜並木が立つ。花びらが風に舞う光景も見られるだろう。
天浜線には飲食店を併設した駅も多い。終点・新所原駅のやまよしでうなぎ弁当を買い帰途に就いた。

3月20日からは毎年恒例の花イベント、浜名湖花フェスタが始まる。1泊して花づくしの休日を過ごすのも一案だ。
文/高崎真規子
立ち寄りたい沿線の花スポット
はままつフルーツパーク時之栖


広大なフルーツのテーマパーク
1年を通じてさまざまなフルーツの収穫ができるフルーツ狩りエリア、セグウェイなどを楽しめるアクティビティーエリアに加え、レストランやワイナリーなど、子どもも大人も楽しめるテーマパーク。アーモンド広場には日本では珍しいアーモンドの木が約100本並ぶ。見頃は3月中旬~下旬で、3月20日〜23日にはアーモンドフェスタを開催する。
■9時~17時(季節により異なる)/無休/天竜浜名湖鉄道フルーツパーク駅から徒歩10分/TEL:053-428-5211
※公式サイトはこちら
