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【新・日本の絶景】全国“とっておき”絶景スポット39選(4)

場所
> 生駒市、由良町、新見市、米子市、大田市、山陽小野田市、まんのう町、伊予市
【新・日本の絶景】全国“とっておき”絶景スポット39選(4)

絶景とは、見る者に忘れがたい印象を残す素晴らしい景色のこと。そんな佳景(かけい)を求め見知らぬ地に遊ぶのは、旅の醍醐味の一つです。2025 年に見たい、新しいタイプの“日本の絶景”を全国からご案内します。知られていない“穴場の絶景”を地元の観光通に聞き、自然景観、アート作品、建築物、寺社、花畑など、2025年にぜひ見たい、新しい日本の絶景39選をご紹介します。

【新・日本の絶景】全国“とっておき”絶景スポット39選(3)から続く

生駒山上遊園地<奈良・生駒市>

大阪平野を一望できる絶景遊園地

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生駒山(いこまさん<標高642メートル>)の山頂に広がる1929年開業の遊園地で、開園当初からある飛行塔をはじめ、子どもから大人まで安心して遊べる乗り物が数多くある。大阪平野をはじめ、淡路島や明石海峡を見下ろす景色は爽快感抜群。また、そばを通る「信貴(しぎ)生駒スカイライン」は美しい夜景で知られる。

ベストシーズン 4月中旬~5月中旬
営業:10時~17時(季節により異なる)/木曜、冬季休(詳細はホームページ参照)/無料(遊具は有料)
交通:近鉄生駒ケーブル生駒山上駅からすぐ/阪奈道路登山口ICから4キロ
住所:生駒市菜畑2312-1
問い合わせ:TEL 0743-74-2173

白崎海洋公園<和歌山・由良町>

日本のエーゲ海と称される海岸美

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写真/ピクスタ

和歌山県沿岸部のほぼ中央に位置する県立の自然公園。日本のエーゲ海と呼ばれるコバルトブルーの海と真っ白な石灰岩が美しいコントラストになっている。青い空が広がる日中はもちろん、水平線に沈む夕日や満天の星など、昼夜問わず魅力がある。展望台や道の駅もあり、のんびり滞在できる。

ベストシーズン 7月下旬~9月下旬
営業:見学自由
交通:紀勢線紀伊由良駅からバス(土・日曜、祝日のみ運行)30分、白崎海洋公園下車すぐ/御坊湯浅道路広川ICから25キロ
住所:由良町大引960-1
問い合わせ:TEL 0738-65-0125

済渡寺の白龍門<岡山・新見市>

アジサイ寺にずらりと並ぶ白亜の門

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写真/岡山県観光連盟

ヤマアジサイを中心に約1万1000株のアジサイが咲く寺として有名な曹洞宗の寺。参道には、2021年に完成した白い鳥居に似た白龍門が78基並ぶ。同寺を開いた空海が唐から帰る際に随行した白龍にちなんだもので、門には白龍が伝えた桃があしらわれている。6月中旬には約5000株のハナショウブも咲く。

ベストシーズン 6月下旬~7月中旬
営業:9時~16時/無休/無料
交通:伯備線石蟹(いしが)駅からタクシー25分/中国道新見ICから23キロ
住所:新見市法曽661
問い合わせ:TEL 0867-75-2407

米子城<鳥取・米子市>

天守跡から望む360度の絶景

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©YUICHI OKA

米子市の中心地、湊山にある城跡で、五重の天守閣と四重の副天守閣(四重櫓<やぐら>)は「山陰随一の名城」とも言われた。現在は石垣などの遺構が残るのみだが、天守跡から大山(だいせん)をはじめ、中海(なかうみ)、日本海、市街地などを360度見渡せる「絶景の城」として知られる。2月20日頃と10月22日頃にはダイヤモンド大山が見られる。

ベストシーズン 4月中旬~5月中旬
営業:見学自由
交通:山陰線米子駅から徒歩15分 ※天守まではさらに20分/山陰道米子中ICから3キロ
住所:米子市久米町
問い合わせ:TEL 0859-23-5436(米子市文化振興課)

天空の朝ごはん<島根・大田市>

朝日を浴びながら山頂で朝食

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国立公園三瓶山(さんべさん)の山頂の一つ、大平山が会場。まだ真っ暗な日の出の1時間前に三瓶観光リフト乗り場に集まり、リフトと5分程度の山登りを経て、山頂へ。朝日が昇り、少し明るくなった頃、市内の人気パン屋や洋食店などがコラボした専用の特別メニューを皆で味わう。寒い日は雲海が見えることも。

ベストシーズン 4月上旬~下旬、11月上旬~下旬
営業:日の出1時間前集合/4月~11月の設定日のみ開催/4000円(国民宿舎さんべ荘に専用宿泊プランあり)※別途リフト代往復900円が必要
交通:山陰線大田市駅からタクシー30分/山陰道大田中央三瓶山ICから23キロ
問い合わせ:TEL 0854-83-2011(国民宿舎さんべ荘)

くぐり岩<山口・山陽小野田市>

干潮時だけ姿を現す海食洞

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山陽小野田市の南端、周防灘(すおうなだ)に面した本山岬公園内にあるトンネル状の海食洞。トンネルは全部で三つあり、最大のものは高さ約3メートル。満潮時は海水につかるため、干潮時のみそばに行くことができる。9月~10月と2月頃には、くぐり岩の穴を通して夕日が見えるチャンスがあり、写真家が多く訪れる。

ベストシーズン 9月上旬~10月下旬、2月上旬~下旬
営業:見学自由
交通:山陽線小野田駅からバス30分、本山岬下車すぐ/山陽道小野田ICから13キロ
問い合わせ:TEL 0836-82-1151(山陽小野田市シティセールス課)

中山ひまわり団地<香川・まんのう町>

夏の始まりを告げる満開のヒマワリ

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日本最大級の灌漑(かんがい)用池・満濃池のそばにあるヒマワリ畑。約4ヘクタールの休耕田を利用し、20万本のヒマワリが咲く。讃岐(阿讃<あさん>)山脈の山々をバックにした黄色の花々は夏らしいイメージにあふれ、気持ちを高揚させてくれる。土讃線の線路沿いにもヒマワリ畑が点在し、車窓からも美しい花を観賞できる。

ベストシーズン 7月上旬~中旬
営業:見学自由
交通:土讃線塩入駅から徒歩25分/高松道善通寺ICから15キロ
住所:まんのう町後山113-9
問い合わせ:TEL 0877-73-0122(まんのう町地域振興課)

三島神社<愛媛・伊予市>

真っ青な海を見下ろす古社

53_31 38●愛媛:三島神社1(写真/伊予市地域振興協議会).jpg写真/伊予市

伊予灘を見下ろす高台にある、724(神亀元)年創建の古社。297段の石段の両側には木々の緑、振り返ると真っ青な海が一面に広がる。階段中ほどにある二重門からの眺めは特に美しく、全てがオレンジ色に染まる夕刻もおすすめ。境内には、狛犬ではなく全国的にも珍しい狛亀が鎮座し、参詣者を迎える。

ベストシーズン 7月上旬~中旬
営業:見学自由
交通:予讃線伊予上灘駅から徒歩21分/松山道伊予ICから11キロ
住所:伊予市双海町高岸甲1320
問い合わせ:TEL 089-994-5852(伊予市観光物産協会ソレイヨ)

【新・日本の絶景】全国“とっておき”絶景スポット39選(5)へ続く(5/24公開)


※料金等すべて掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2025年2月号)
(Web掲載:2025年5月23日)


Writer

安部晃司 さん

東京都生まれ。旅好きが高じてライターに。鉄道、航空などの乗り物系のほか、温泉、宿、グルメなど、幅広く取材、執筆。一男、一女の父になり、最近は子連れ旅が一番の関心テーマ。

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