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【旅して開運】癒やしとご利益を求めて、日本三古泉の名湯で開運めぐり 道後温泉<愛媛>(2)

場所
> 松山市
【旅して開運】癒やしとご利益を求めて、日本三古泉の名湯で開運めぐり 道後温泉<愛媛>(2)

道後温泉駅と明治~昭和期に走行していた蒸気機関車を復元した「坊っちゃん列車」

源泉のご利益にあやかる

【旅して開運】癒やしとご利益を求めて、日本三古泉の名湯で開運めぐり 道後温泉<愛媛>(1)から続く

遊歩道を進み、伊佐爾波(いさにわ)神社に詣でる。現在の社殿は、3代松山藩主で弓の名手の松平定長(さだなが)が、競射で金的を射止めたお礼に1667年に建て替えたもの。勝負運を上げたい時に参拝したい神社だ。

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伊佐爾波神社の135段の石段は壮観。奥には日本に3社しかない八幡造(はちまんづくり)の社殿が立つ

小高い冠山(かんむり)の石段を上り、休憩に「空の散歩道」の足湯につかって、生まれ変わった温泉街のシンボル、道後温泉本館を眺めた。山上には道後温泉の守り神、大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名命を祀る湯神社、その横に菓子の神様を祀る中嶋神社も立つ。

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冠山山上にある「空の散歩道」の足湯は、道後温泉本館を眺める特等席

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道後温泉の2神を祀る湯神社

最後に向かったのは、道後温泉駅のそばに立つ道後稲荷神社。境内には道後温泉の源泉18本のうち6本をくみ上げて集める第四分湯場(ぶんとうじょう)があり、くみ上げたばかりの約50度の熱い源泉に直接触れられる手湯もある。ここで開運アイテム「神の湯Bottle(ぼとる)」(700円)を試してみる。

「この効能の高い湯にボトルの中にある『神の湯』と切り文字された紙を浸し、その紙をボトルに入れ直すことで源泉のパワーを一緒にお持ち帰りください」という説明通りに湯につけてお祈りした。

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第四分湯場ではくみ上げた源泉を見ることもできる

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「神の湯Bottle」の切り文字を源泉に浸す

道後温泉駅前の広場、放生園(ほうじょうえん)がゴールだ。その後は道後温泉本館で入浴し、開運めぐりと温泉で心身ともに温かく、幸せな気分になった。翌日は名城・松山城や坂の上の雲ミュージアムなどを巡ってもいい。

文/児島奈美 写真/宮川 透

モデルコース(日帰り)

道後温泉駅
 ↓(徒歩3分)
飛鳥乃温泉[湯玉石]
 ↓(徒歩2分)
道後温泉本館[玉の石]
 ↓(徒歩3分)
圓満寺
 ↓(徒歩5分)
宝厳寺
 ↓(徒歩10分)
伊佐爾波神社
 ↓(徒歩8分)
中嶋神社
 ↓(徒歩すぐ)
湯神社
 ↓(徒歩すぐ)
第四分湯場
 ↓(徒歩すぐ)
放生園
 ↓(徒歩すぐ)
道後温泉駅

♨奥道後 壱湯の守

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奥道後の山あいに立つ7階建て温泉ホテル。石手川沿いの豊かな自然を眺める西日本最大級の露天風呂のほか、男女各7種の湯船に、美人の湯と名高い自家源泉をかけ流し。館内の図書館と奥道後歴史記念館では郷土の歴史文化に触れられる。夕食はシェフが目の前で握る寿司、特産の柑橘を使った創作料理、松山名物の鯛めしなど、約80品のビュッフェ。
■1泊2食平日1万4300円~、休前日1万7600円~/伊予鉄道後温泉駅から送迎10分(要予約)/TEL:089-977-1111


道後温泉開運めぐり
■TEL:089-943-8342(道後温泉観光会館)

道後温泉本館
■6時~23時(札止め22時30分※コースにより異なる)/12月に1日休館あり/700円〜/伊予鉄道後温泉駅から徒歩5分/松山市道後湯之町5-6/TEL:089-921-5141

※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2025年1月号)
(Web掲載:2025年11月6日)


Writer

児島奈美 さん

神戸生まれ。学生時代にバイクで北海道、九州、信州を巡って旅に目覚め、約40か国渡航。1か月のキャンプ旅でも太って帰ってくる食いしん坊で、現在は、旅・グルメ・人物インタビューを中心に、ガイドブックや雑誌、Webなどの制作に携わる。「旅行読売」ではルポがメイン。鉄子や歴女の道も着々と歩む。

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