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豊かな自然はやさしさの 原点!やなせたかしの故郷、物部川流域を歩く<後編>

場所
> 香美市、南国市、香南市
豊かな自然はやさしさの 原点!やなせたかしの故郷、物部川流域を歩く<後編>

海辺をゆく土佐くろしお鉄道の旅も楽しみ

見どころも味も満喫!変化に富んだ物部川の旅

豊かな自然はやさしさの 原点!やなせたかしの故郷、物部川流域を歩く<前編>から続く

記念館の見学自体が一日がかりで飽きないが、物部川流域の観光もそれに負けない充実ぶりだ。

ランチなら、川沿いの平家の茶屋で十割そばや鰹の漬け丼を。すぐ隣にあるTOSACO TAP STANDは、「ゆずペールエール」や「かやの森ヘイジーエール」といったクラフトビールのほか、ジェラートも充実。どちらもバス停が目の前にある。

平家の茶屋

ログハウス風の建物が目印。40年以上にわたって地元で愛される食事処は太めの十割そばや定食が好評。木~土曜は隣のTOSACO
TAP STANDでオードブルを出す。
■8時~売り切れ次第終了(月曜は11時~)/火曜・第4水曜休/TEL:0887-59-3780

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おかずが選べるそば定食(1600円)。写真は鰹の漬け丼(酢飯)をセレクト

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平家の茶屋外観

TOSACO TAP STAND

高知ならではの素材を用いたクラフトビールとジェラートが人気のマイクロブルワリー。タップスタンドで味わう個性際立つビールが美味。子ども向けのメニューもあるので家族旅にもおすすめ。
■土・日曜、祝日11時~17時30分、木・金曜16時~20時30分/月~水曜休(祝日の場合は営業)/TEL:0887-59-2633

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店長の山田紗規子さん。8種のビールを用意している

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ジャージーミルクとスタウトミルクのジェラート

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TOSACO TAP STAND外観

また、龍河洞は秋芳洞(山口県)、龍泉洞(岩手県)と並んで日本三大鍾乳洞のひとつとされる、地下宮殿のような自然美が圧巻。弥生時代に放置された土器が鍾乳石に飲み込まれた「神の壺」も珍しい。

体力に自信のあるアクティブ派ならレンタルのつなぎに着替え、ヘッドライトの明かりを頼りに進み、時には暗闇を這う、文字通りの「冒険コース」にチャレンジしたい。

龍河洞

日本三大鍾乳洞のひとつ。1億7500万年の時が造った洞窟では、弥生時代の生活跡や鍾乳洞と一体化した土器などが見られる。一般的な観光コース(約40分)や、本格的な冒険コース(約90分、要予約)などがある。
■8時30分~17時/無休/1500円(冒険コースは+2000円)/TEL:0887-53-2144

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冒険コースには這って進む狭い場所も

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洞内最大、高さ11メートルの天降石

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落差10メートルを超える洞内最大の記念の滝

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「神の壺」と呼ばれる土器

そして、物部川が土佐湾に注ぐ下流エリアも旅情豊かだ。戦国武将の長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)が拠点とした山城・岡
豊城跡(おこうじょうあと)は、蛇紋岩でできた山を巧みに削った縄張りが見ごたえ十分。

「多くの堀切があって攻めにくいこと、眺めがよく海に面した要衝であることが、歩けば分かります」と、ガイドをしてくれた南国市観光案内人の会・会長の村上隆夫さん。

岡豊城跡

歴史民俗資料館の背後の山が岡豊城跡。四国の戦国武将・長宗我部氏が居城を構え、詰、二ノ段、三ノ段などの曲輪がよく残る。竪堀や土塁といった堅固な守りがファンには垂涎。
■ガイドは1人~15人まで3000円(南国市観光協会/TEL:088-855-3985)

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最上部の詰から平野を見渡す。礎石からは、外部に威容を見せつける建物があったと推定される

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防御性の高い虎口

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三ノ段は礎石がひときわ大きい

城跡の一角に建つ高知県立歴史民俗資料館、さらには海辺のローカル線・土佐くろしお鉄道で行く絵金蔵と、あかおか駅のキャラクターめぐりなど、旅の要素には事欠かない。

アンパンマンを始めとするやなせワールドの原点、すべての作品に共通するやさしさの原点は、物部川流域の豊かな自然と文化。作品のバックグラウンドまでを体感すべく、旅に出てはいかがだろう。

高知県立歴史民俗資料館

「歴民」の愛称で知られ、土佐の民俗・考古・歴史・美術工芸などを扱う。豊富な資料で当地の人々の暮らしぶりが分かるほか、岡豊城を拠点とした長宗我部氏の展示も充実している。
■9時~17時/無休(臨時休館・休室あり)/500円/TEL:088-862-2211

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展示室には長宗我部軍本陣の再現もある

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文書や兜など長宗我部氏の資料が並ぶ

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玄関前に立つ躍動感ある長宗我部元親像も必見

絵金蔵

“絵金”こと絵師金蔵の作品を集めた美術館。金蔵は狩野派の腕利き御用絵師だったが、贋作事件に巻き込まれて城下に追放された。その後おばを頼りに赤岡の町に住み、地元の祭礼に使う芝居絵屏風で人気を博した。
■9時~17時/月曜休(祝日の場合は翌平日休)/550円/TEL:0887-57-7117

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圧巻の芝居絵屏風。提灯を持って鑑賞する祭りの夜を模した展示を体験できる

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修羅を描いた極彩色の芝居絵

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絵金蔵の向かいにある芝居小屋「弁天座」

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あかおか駅では、やなせたかしさんによる沿線各駅のキャラクターにも出会える ©やなせたかし ©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV

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あかおか駅の「あかおかえきんさん」 ©やなせたかし ©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV

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あかおか駅に入線する土佐くろしお鉄道の列車


〔観光の問い合わせ〕
香美市観光協会/TEL:0887-52-8560
南国市観光協会/TEL:088-855-3985
香南市観光協会/TEL:0887-56-5200

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協力:どっぷり高知旅キャンペーン推進委員会

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※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2026年5月号)
(Web掲載:2026年3月30日)


Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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