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【車窓に春風🌸お花見列車】天の橋立と山里の桜を観光列車で楽しむ 京都丹後鉄道(京都)西舞鶴~天橋立~夕日ヶ浦木津温泉(1)

場所
> 舞鶴市、宮津市、京丹後市
【車窓に春風🌸お花見列車】天の橋立と山里の桜を観光列車で楽しむ 京都丹後鉄道(京都)西舞鶴~天橋立~夕日ヶ浦木津温泉(1)

丹後由良―栗田駅間を走る「丹後あかまつ号」(別途乗車整理券550円、4月以降は800円)

 

「列車三兄弟」と呼びたくなる観光列車

京都府北部の丹波・丹後地域と兵庫県北東部の但馬(たじま)地域を結ぶ京都丹後鉄道には、「列車三兄弟」と呼びたくなるような「丹後くろまつ号」「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」が走る。いずれもJR九州の寝台列車「ななつ星」などを手掛けた水戸岡鋭治氏が車内をデザイン。そのうち「丹後あおまつ号」は、予約不要・普通運賃のみで気軽に乗れる観光列車として人気がある。桜が咲く小さなレトロ駅や沿線の桜を求めて、京丹後へ向かった。

「丹後あおまつ号」は西舞鶴―豊岡、西舞鶴―網野駅間をそれぞれ毎日1往復している。日帰りで天橋立も観光するため、まずは西舞鶴駅10時37分発の普通列車に乗車した。火曜・水曜なら、10時13分発のカフェ列車「丹後あかまつ号」に乗ってもいいだろう。

田畑が広がるのんびりした山里を進み、10分ほどで「四所(ししょ)しだれ桜公園駅」の愛称を持つ四所駅。東雲(しののめ)駅を過ぎると由良(ゆら)川沿いを走り、時折桜の木も見える。次の丹後神崎駅を出ると列車は赤褐色の由良川橋梁(きょうりょう)を渡る。1924年に完成した全長約550メートルの橋で、河口に架かっているため、まるで海の上を走っているような清々しい気分になった。

若狭湾に流れる由良川の河口に延びる由良川橋梁。全長約550メートルあり、宮舞線のハイライトの一つだ

対岸の丹後由良駅は、WILLERTRAINS・広報の竹内美月さんによると「ヨットの帆を模したコテージ風の駅舎です。駅前の桜並木がきれいですよ」とのこと。3月30日開催の「さくら祭り」では地元グルメや生演奏が楽しめる。

丹後由良駅の駅前の道路沿いに、艶やかに咲き誇る桜並木

丹後由良駅を過ぎ、白い巨石や緑の松、青い海が美しい奈具海岸などを眺めていると天橋立駅に着いた。

駅から歩いて5分、智恩(ちおん)寺を参拝してから、豪奢(ごうしゃ)な山門のそばにある「Café du Pin(カフェドゥパン)」でランチ。天橋立や廻旋橋(かいせんきょう)を望み、名物のサーディンバーガーを味わった。

サーディンバーガーセット1200円(コーヒーまたは紅茶付き)

食後は天橋立桟橋でレンタサイクルを借り、天橋立の松林のトンネルを自転車で爽快に駆け抜け、対岸の一の宮桟橋で返却。ここから徒歩5分の天橋立ケーブルカー・リフトは沿線に約100本のソメイヨシノが植えられている。3月下旬~4月上旬にリフトに乗ると、桜の上を空中散歩しているような美しさだという。天橋立傘松公園の展望台からは、青い海とピンクの桜のコントラストが美しい天橋立が一望できる。

天橋立ケーブルカー・リフトは人気の桜名所。天橋立と桜を同時に堪能できる

Café du Pin

廻旋橋を眺めてランチ

Café du Pin店内

天橋立の青々とした松、赤色の廻旋橋を北側の一面の窓越しに眺めながら食事ができる。おすすめはサーディンバーガーセット1200円(コーヒーまたは紅茶付き)。ソースの酸味をアクセントに、うま味の深い宮津産オイルサーディンが絶品。系列のパン店で作る米粉のパンにも合う。皮がパリパリの智恵もなかセット1000円も人気だ。
■9時~18時(季節により変動あり)/不定休/京都丹後鉄道宮豊線天橋立駅から徒歩5分/TEL0772-22-1313
※ホームページはこちら

天橋立傘松公園

桜越しに望む日本三景

開花中の夜は期間限定でライトアップされ、運行時間も延長予定。ケーブルカーは2025年5月以降に改修工事を予定している

天橋立の北側に位置し、日本三景の一つである天橋立の展望所として知られる。天橋立を望む展望台「コロッセオ」のほか、天橋立を逆さに眺める股のぞき台や、見晴らし抜群のレストランなどがある。
■ケーブルカーは9時~18時、リフトは~16時(季節により異なる)/荒天時はリフト運休あり/ケーブルカー・リフトは片道400円、往復800円/京都丹後鉄道宮豊線天橋立駅から徒歩5分の天橋立桟橋から船12分、一の宮桟橋で下船し徒歩5分の府中駅からケーブルカー4分/TEL0772-42-0323(丹後海陸交通)
※ホームページはこちら

 

 

問い合わせ:京都丹後鉄道/TEL:0772-25-2323

※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2025年4月号)
(Web掲載:2025年4月5日)

 


Writer

児島奈美 さん

神戸生まれ。学生時代にバイクで北海道、九州、信州を巡って旅に目覚め、約40か国渡航。1か月のキャンプ旅でも太って帰ってくる食いしん坊で、現在は、旅・グルメ・人物インタビューを中心に、ガイドブックや雑誌、Webなどの制作に携わる。「旅行読売」ではルポがメイン。鉄子や歴女の道も着々と歩む。

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